日本では晩婚化が進み少子化の加速が心配されていますが、実は平成に入ってから日本の出生率は横ばいもしくは微減の状態です。しかし、なぜかその反面で増加しているものがあります。それは低体重生まれる子供の増加です。
昭和35年で2500g以下の 低出生体重児 の割合は出生総数の7.1%です。この時期は高度成長期のさなかで栄養も十分に補えなかった時代でもあります。そして、それから少し時代は進み、経済的にも余裕が出てきた昭和50年台になると5.1%にまで減少します。
しかし現代、昭和の頃に比べてさらに、経済成長、医療の進歩がなされ、栄養も豊富にとれる時代になったはずなのですが、9・6%と増加の一途をたどり、昭和50年を節目にどんどん増えてきているのです。