子宮頚管とは子宮と膣を結ぶ管のことで、赤ちゃんの産道となる部分です。通常の子宮頚管は閉じた状態で、おなかの赤ちゃんが外に出ないようにする役割をしていますが、臨月に入ると次第に管の長さが短く縮み、上下の口が開いてきます。
管の口が完全に開いた状態になるといよいよ赤ちゃんが生まれてきます。しかしこの子宮頚管の長さが、もともと短かったり、臨月でもないのに口が開いてくると切迫早産の可能性があり、絶対安静や薬の投与で出産をできるだけ遅らせる治療が必要となります。
このように 子宮頸管 の長さと 切迫早産 には密接な関係がありますので、定期健診では必ず確認がおこなわれます。