ウテメリンって聞いたことはありますか?ウテメリンは切迫流産や切迫早産になった時に使用しますが、気になるのは副作用だと思います。 ウテメリン には 副作用 はあるのか、あるとしたらどんな副作用なのか、説明します。
ウテメリンの副作用って?
ウテメリンに副作用はあるか
ウテメリンは、主に切迫早産や切迫難産の方に使用される薬で、子宮の収縮を抑え、発達が未熟な赤ちゃんの出産を防ぐ効果があります。ウテメリンは、飲む錠剤の他に緊急性の点滴があります。即効性が高い点滴は緊急時の時に使用します。
そんなウテメリンですが、比較的副作用は少ない薬だと言われていますが、人によっては副作用が起こる場合もあるそうです。
ウテメリンの主な副作用の症状
ウテメリンの主な副作用の症状ですが、軽い症状だと動悸がして脈が早くなり、顔がほてったりする程度で済みますが、副作用が進行していくと、指や手の震え、頭痛、めまい、ふらつき、吐き気等の症状が見られる場合があります。この症状が見られたらすぐに主治医に相談してください。
この軽い症状を放っておくと、まれに重い副作用が出ることがあります。それでは重い副作用の症状の説明をします。まずは、横紋筋触融解症です。こちらは、痙攣し力が入らなくなることで、筋肉痛や歩行困難、赤褐色の尿が出たりします。
次に高血糖で、頻尿や、尿の量が異常に多くなります。高血糖は、異常に喉が渇き、水分を多量摂取してしまうことが原因となっています。高血糖と一緒に起こりやすいのが、血液の異常です。こちらは非常に危険で、発熱や喉の痛みが出て、口内炎が口の中に出来てしまいます。
その結果、皮下出血と言って、血豆や青あざが出来てしまったり、鼻血や歯肉出血が起こる原因となります。この他にも肺水腫や新生児腸閉塞などがあり、胎児にまで危険が及ぶ可能性が高くなりますので、異変を感じたらすぐに病院へ相談しましょう。
ウテメリンの副作用.動悸の対処法
ウテメリンは交感神経を活発にする働きがあります。この働きのお陰で、運動をしていなくても、運動をした後のようなドキドキ感や心拍が早くなってしまう症状が現れます。この症状が出た場合、仕方ないと諦める方が多いそうなのですが、対処法があるのでお教えします。
まずは、お医者さんに話して薬の量、回数を調節してもらいます。特に点滴は量を調節しやすいそうなので、話してみてください。ただし、自己判断は流産を引き起こしやすくするので非常に危険です。きちんと相談してください。
次に、動悸を止める薬を処方してもらうことで、この薬は漢方なので副作用を心配する必要は全くありませんので安心してください。
場合によっては、ウテメリン以外の薬を処方してもらうことも可能なので、あまりにも動悸がする場合は我慢しないでウテメリンより副作用が少ない薬に変えてもらうと良いかと思いますが、こちらの薬は効果がウテメリンよりも薄くなってしまうので、医師の判断で決めてもらいましょう。
ウテメリンの胎児への副作用は?
今の所、胎児に悪影響を与えたと言う話は出ていないそうなので、心配しなくても大丈夫です。ウテメリンは日本では安全性が確認された薬品ですので、胎児に副作用は残らないそうです。逆に早産の方が、赤ちゃんが危険にさらされるリスクははるかに高いので、ウテメリンが処方されている内はしっかりと使用していた方が良いでしょう。
ただ、ウテメリンの量が多い場合や、長期に渡って使用している場合は定期的に診察しながら進んでいかなければ先ほどの副作用の説明とつながっていきますので、定期的に病院で診断を仰いでください。
ウテメリンを使用する際の注意
処方された場合はお医者さんから事前に説明があると思いますが、中にはウテメリンを使用できない方もいます。注意しなければいけない人は、心臓病や高血圧、糖尿病にかかっている人で、病気の症状によって重い副作用が出る危険性があり、危険と判断されます。
また、飲み合わせもあります。飲み合わせによって副作用が出やすくなりますので注意しましょう。例えば、喘息の薬と一緒に飲むと動機や頭痛の薬が出やすくなりますし、高血圧に用いる薬の中にはウテメリンの効果を薄めてしまう成分も含まれています。市販薬でも何か薬を飲む場合は、飲み合わせの関係もありますので必ず医師に相談してください。
ウテメリンは副作用が無くて安心と言われていますが、用法や用量を守らなければ非常に危険です。しっかりと医師の判断をよく聞いて、決められた通りに使用してください。
まとめ
ウテメリンの副作用って?
ウテメリンに副作用はあるか
ウテメリンの主な副作用の症状
ウテメリンの副作用・動悸の対処法
ウテメリンの胎児への副作用は?
ウテメリンを使用する際の注意