妊娠は体型が変化し、体にかかる重心も通常と変わってしまうため、使い慣れていない筋肉を使ったり、重さで負荷がかかってしまうなど、体調不良を引き起こしてしまうことも。
例えば肩こりや腰痛。元々そのような体質の方だけでなく、妊娠してから悩まされる方も多くいます。今回は、 妊娠中 の マッサージ についてご紹介します。
妊娠中のマッサージ、気をつけるべきこと
サロンで妊娠中にマッサージ
いつも行っているマッサージ店で断られたりしたことはありませんか?マッサージ店の中には、妊娠中のサービスをお断りしているところがあります。
妊娠して辛いのになぜ施術を受けることができないお店があるのでしょうか。妊娠中は健康であっても、胎児がお腹にいます。胎児の含めての健康を定期的に医療機関でチェックします。マッサージ店は医療機関ではありません。
そのため、マッサージ店は各自の判断で「妊婦への施術に責任が負えるか」を考えます。サロンによって、完全に完全にお断りする場合、マッサージ部位やサービスに制限をつける場合、責任の所在において契約に盛り込み、サインを求める場合などの方法を取られています。
マッサージ店は一部を除いて、医療機関ではありません。体について、医療的な判断をすることができないので、このような対応に差が出るのです。
妊娠中。マッサージはOK?
それではマッサージは妊娠にとって有害なものなのでしょうか。妊娠中でもマッサージはできます。始めに述べたような体調について改善するアプローチになるのであれば活用すればよりよいマタニティライフに役立ちます。
ただ、一部のマッサージにリスクが存在することも事実です。妊娠中のマッサージには気をつけるべきポイントがあります。人にお願いできないとなると、セルフマッサージを考える人もいるでしょう。マッサージのリスクを正しく理解して、母子ともに心地よい時間を手に入れましょう。
妊娠中のマッサージに気をつけるべきポイント
具体的に気をつけなければならないマッサージのポイントはなんでしょうか。マッサージがリスクを伴うのは、マッサージで胎児に負荷がかかること、マッサージしたツボが生殖器周りに影響する危険、施術中の体勢による問題などが挙げられます。
血行が悪すぎても妊娠中の体にはよくありませんが、マッサージで改善するものは対処療法で根幹の問題が解決しない場合があります。
コリのや疲れの原因が冷えからきている場合、胎盤への影響があります。マッサージで血流をうながすより、温めて普段から血流をよくするように気をつけなければなりません。体には多くのツボがあり、刺激をすることで、流産や早産の危険も孕みます。
妊娠中に影響するツボについて
ツボ押しは不快症状に対してだけのものではなくて、他に体に反応するものがあります。リフレクソロジーで言われている「反射療法」などツボなど特定部位を押すことで他の部位に反応が出るという考え方です。これがサロンで妊婦へのサービスを行わない一因になっているケースがあります。
過度なマッサージやリフレクソロジーで、子宮収縮や流産、早産のリスクが高まると考えられるからです。実際、ツボ療法に関しては、産科クリニックで取り入れられていたり、助産院の現場で活用されることもあります。
そのため、お産や妊娠についての知識がない施設では、対応について差が出てしまいます。逆子の対応に三陰交や至陰が効果があると言われています。一方で早産の危険性があるともいわれるツボが集まる部位でもあり、不確定な場所を押すべきではありません。
産科や助産院の指示に従うか、妊娠中も対応できるマッサージサロンの協力を仰ぎましょう。
妊娠中のマッサージとの付き合い方
妊娠中のマッサージは知識が必要です。妊娠前に肩こりや疲労でなんとなくしていたマッサージでは、不調を改善するためのマッサージが、悪い結果になることもあります。ですがだからといって、妊娠中の不快な状態をただ我慢して耐えることが美徳でもありません。
大切な赤ちゃんとつながって過ごす限りある時間、妊娠。自分自身も大切にしながら、母体と胎児のためのマッサージとして、無理なく、危険なく、サロンを選んだり、主治医に相談をしましょう。よりリラックスした妊娠期間を過ごすためのマッサージは産まれてくる子どもにもよいものになるはずです。
まとめ
妊娠中のマッサージ、気をつけるべきこと
妊娠中。マッサージはOK?
妊娠中のマッサージに気をつけるべきポイント
妊娠中に影響するツボについて
妊娠中のマッサージとの付き合い方