男性の要素を強くする効果のある テストステロン ですが、血液 検査 によって血中の濃度を知ることが不妊治療のひとつとされています。
血中のテストステロンのの量が少ないと男性側で強い赤ちゃんのもとを作ることが難しくなるため、不妊の原因のひとつになってしまうといわれています。
テストステロンの検査は不妊治療の際に必要?
テストステロンとは?
テストステロンとは、男性ホルモンとも呼ばれ、生殖器から多く分泌されています。
テストステロンは男性に多く含まれており、体毛やひげなど男らしい要素を強くさせる効果のあるホルモンです。体内の筋肉や骨などのタンパク質がもととなって作られています。
これらを構成するタンパク質を合成するためにもテストステロンは必要となります。このように、テストステロンは身体を構成するだけでなく、生殖器にも作用し、赤ちゃんのもとを作るためにもとても重要なホルモンです。
不妊の原因は女性側に大きくあると思われがちかもしれませんが、テストステロンの分泌量が少ない場合には、男性にも原因があると考えられているのです。
テストステロンの分泌量
女性が成人に近づくにつれて、エストロゲンの分泌量が増えていくことに対して、男性では第二次成長期を迎えてからテストステロンの分泌量が急激に増加し、一気に男らしい体つきになります。
テストステロンの分泌量が増えることによって、大人の男性に近づいていくことになります。
第二次成長期を迎え、テストステロンが一気に増えたことで男性側でも赤ちゃんを作るために生殖器を成長させていきます。
テストステロンの検査
テストステロンは身体の成長のために必ず必要になるホルモンのひとつです。そのため、身体が成長していくにつれて必要量が分泌されていないと、さまざまな面で障害となってしまう場合があります。
少しでもはやくテストステロンの分泌異常に気がつくためにも、検査をして自分の体内にどのくらいのテストステロンが分泌されているかを調べることも重要になります。
テストステロンの量を調べるためには、血液検査が有効です。テストステロンの検査をおこなうことで、血中にどれくらいのテストステロンがあるかだけでなく、病気の発見にもつながるといわれています。
テストステロンの量によって疑われる病気
テストステロンの血中濃度を調べることで、男性更年期障害や性機能不全、自閉症、多毛症、前立腺がんなどさまざまな病気の可能性を知ることができます。
このように、病気の可能性を発見するだけでなく、定期的に血液検査をすることが必要となる方もいらっしゃいます。
定期的に血液検査が必要な場合
血液検査によって、定期的に血中のテストステロンの分泌量をはかることが必要となる方もいます。この場合は主に生殖器の成長を確認する必要のある方や、不妊治療をおこなっている方などです。
不妊の原因は女性だけにあるとは限りません。男性側にも原因がある場合があります。
たとえば、テストステロンの分泌量がもともと少ない方であれば、うまく赤ちゃんのもとがつくることができず、なかなか妊娠につながらないといったケースもあります。
定期的に検査をすることによって、ホルモンが必要量しっかりと分泌することができているかが確認できます。ただし、検査をする場合には少し注意が必要となります。
検査をおこなう場合、テストステロンの分泌量は1日のなかで大きく変化していくため、検査をおこなう時間帯をなるべくそろえることが重要になります。
テストステロンは朝に分泌量がもっとも多く、夜にかけて分泌量が徐々に下がっていきます。
そのため、定期的に計測する際に1回目は午前中に計測し、2回目は夕方遅くに計測するなどしてしまうと、テストステロンの分泌量に変動があるため、検査結果が正しいのかどうかがわからなくなってしまうのです。
まとめ
テストステロンの検査は不妊治療の際に必要?
テストステロンとは?
テストステロンの分泌量
テストステロンの検査
テストステロンの量によって疑われる病気
定期的に血液検査が必要な場合