産まれたばかりの赤ちゃんはとてもかわいいですが、子育てには母親の不安もたくさんあります。母乳やミルクを飲んでくれる量が少なかったり、体重が思い通りに増えなかったりすると余計に心配になってしまいます。
そのような心配を少しでも取り除けるように 新生児 の 体重 が 増えない 原因と解決策を知っておきましょう。
新生児の体重が増えないのはなんで?原因と解決策
新生児の体重の増え方を知ろう
新生児は産まれて4~5日経つと、「生理的体重減少」といって、いくら母乳やミルクが足りていても自然と出生時の体重より1割ほど減ってしまいます。2週間ほどすれば、出生時の体重に自然と戻っていくので、体重の減少が一時的であればそれほど心配はいりません。
生理的体重減少とは、うんちやおしっこ、汗などで水分が多く体外に出されるので、母乳やミルクの量より出ていく水分の方が多く、体重が減ってしまうというどの赤ちゃんにもみられる生理現象です。
他にも、赤ちゃんが母乳やミルクを飲むのに慣れていないことや、母親の母乳の量が安定しないことも原因の1つですが、徐々に慣れていくことなのでさほど心配はいりません。
新生児の体重の正常な増え方
新生児の体重の増加の目安は1日30gです。1か月で1㎏増加していたら、1日の増加量が30gに満たない日があってもそれほど気にすることはありません。
1ヶ月検診があるので、1か月検診の時の体重と出生時の体重を比較してみて、きちんと増加しているか確認することが大切です。
病院では、毎回授乳前後に体重を測るので、赤ちゃんがどれくらい飲めたのか確認できますが、自宅ではそうはいきません。
飲む量が少ないかな?と不安になってしまう母親も多いですが、母乳やミルクの飲む量や体重の増え方だけにとらわれすぎず、1つの目安として確認するようにして下さい。赤ちゃんが元気に泣いていたり、おしっこやうんちの回数に変わりがなければ安心して下さい。
新生児の体重が増えない原因
新生児の体重が増えない原因は母親側と赤ちゃん側の両方あります。
母親側の原因で最も多いのが母乳やミルクが不足していることです。1回の授乳量が不足していることもありますが、最初の頃はどれくらいの時間間隔で授乳すればいいのかわからないので、母乳やミルクを上げる回数が少ないことが原因となってしまっていることもあります。
赤ちゃん側の原因では、産まれたばかりで母乳やミルクを飲むことに慣れてないので、口からこぼれてしまっていたり、十分に飲めていないこともあります。
他にも、病気が隠れていることもありますが、最初の頃は生活リズムも安定しておらず、しっかりと授乳量が確保できないことが多いので、病気を疑う前にまず授乳方法などを気にかけてみましょう。
授乳方法を工夫してみましょう
新生児の体重が増えないときは、授乳方法を少し工夫してみることも大切です。
ミルクであれば飲んだ量がわかるので、まだ飲めそうであれば増やしてあげればいいのですが、母乳の場合、どのくらいの量飲んだのかはっきりわかりません。
出産直後の母親の身体はホルモンバランスも不安定で、母乳が作られる量も安定しないため、母親の母乳の量が足りていないこともあります。
母乳の量が足りていないのではないかな?と心配な時は、母乳を飲ませたあとにミルクを足して飲ませてあげてみるのも1つの方法です。
新生児は一度に十分な量の母乳を飲めないこともあるので、授乳の時間間隔を短くしてみて、授乳回数を増やしてみて下さい。1回に飲む量が少なくても、回数が増えると1日に飲む量は増えるので体重を増加させるための1つの方法です。
赤ちゃんが上手に母乳やミルクを飲めてないときは、授乳するときの抱き方を変えてみたり、クッションを使ってみたりして赤ちゃんの姿勢を工夫してみて下さい。
体重の増え方のチェック方法
自宅の体重計しかない場合は、病院のようにグラム単位まで細かくわからないので、毎日測る必要はなく、2~3日開けて測って、体重の増え方を確認するようにして下さい。
自宅の体重計で赤ちゃんを測定するときは、まず抱っこしたまま母親と一緒に体重計に乗ります。そのあと、母親だけの体重を引いてください。沐浴の後など、赤ちゃんが裸のときに体重測定するのが1番いいタイミングです。
まとめ
新生児の体重が増えないのはなんで?原因と解決策
新生児の体重の増え方を知ろう
新生児の体重の正常な増え方
新生児の体重が増えない原因
授乳方法を工夫してみましょう
体重の増え方のチェック方法