「切迫流産」という言葉、文字で見ても耳で聞いてもとても恐ろしい印象ですよね。実際、大変なことなのですが、決して珍しい 症状 ではありません。どんなに健康に気遣っている妊婦さんでも可能性はあります。
もし切迫流産の兆候が現れたら?切迫流産=流産ではないので、ひとまず赤ちゃんは無事です。とはいえ迅速かつ的確な処置が何よりも重要。まずは慌てず落ち着いて、かかりつけの病院に相談をしましょう。
慌てず、切迫流産の症状をよくみましょう
いつもの体調と違うかもしれない…
もしこんな不安を感じたら、ためらわずに病院に相談をしましょう。
切迫流産を調べると「妊娠初期~22週までの間で、胎児が子宮内に残っているが、流産をしかけている状態」「流産未遂の状態」とあります。わかりやすい兆候は、お腹の張りが続く、下腹部の痛みが続く、子宮からの出血(少量が数日続く、いきなり鮮血が出る等、人によって違う)などです。
これらは妊婦なら誰もが経験する症状なので、いつものことだから、安静にしてれば治る、などと油断してし見逃してしまうかもしれません。でも、そこは1人の体ではないということ、赤ちゃんの命を育んでいる真っ最中だという状態をお忘れなく。
「いつもの状態と違うかもしれない…」と感じたら、それがたとえ真夜中でも休日であっても、自己判断をせず、かかりつけの病院(または地域の救急対応病院)に電話で症状の相談をすることをおすすめします。
アドバイスをもらえれば気持ちが落ち着きます。リラックスできれば身体も楽になって冷静さも取り戻せるでしょう。
切迫流産の症状
切迫流産の症状はひとによって様々です。妊婦さんでは判断がつかない場合も多いようです。少しでも「いつもと違う?」と感じた時、または下記のような症状がある時は病院に相談を。落ち着いて対処することが大切です。
腹痛が少なく、血液の混ざったおりものが続く
妊娠初期は出血しやすいので、このような症状はよくある事かもしれません。断続的に続くようであれば病院に相談してみては。
まだ比較的軽い症状の場合が多いので、入院や投薬の心配はしなくても良さそうです。ですが、重い荷物を持ったり、満員の通勤電車に乗ったりなど、重労働は控えるに越したことはありません。安静第一!
腹痛や出血が続く、子宮収縮が強い
生理痛のような下腹部痛を感じた時は、すぐに病院に相談を。医師の見立てにもよって投薬治療や入院の場合もあるようです。
自身の体調と赤ちゃんの成長のために、アドバイスを前向きに受け止めて過ごしましょう。ストレスを溜めることは心身共に良い影響はありません。心を落ち着けて過ごしてくださいね。
もし万が一の時のために
もし切迫流産になってしまったらどうしようと、びくびく怯えて暮らすようなことはありません。ただ、もし万が一のための準備をしておくことは大切です。これは切迫流産だけではなく、他に何かあった時にも必ず役に立つものです。
備えあれば憂いなし。自分なりに準備万端で臨むに越したことはありません。用意しておくと心強いものは以下のものです。
母子手帳
出産後も何かと登場回数の多い母子手帳。すぐに取り出せるようにしておきましょう。
かかりつけ医院の連絡先
通院している病院の電話番号(診察券)と母子手帳が揃っていれば安心です。いつも担当してくれる医師、助産師、看護士などの名前を控えておくと更に心強いですね。
頼れる人の連絡先
困ったことが起きた時に相談できる人の連絡先を用意しておきましょう。安心して話せる相手が1人でもいると、本当にとても心強いです。
着替え
自宅以外で出血してしまった時、下着の替えを持っていると安心です。御守り代わりとでも言いましょうか。念には念を入れたい人は、ウェットティッシュや汚れ物を入れるビニール袋も用意するといいかもしれません。
笑顔のマタニティライフを!
切迫流産の原因は様々で、これさえ気をつけていれば大丈夫!ということはないようです。妊娠中は文字通り自分1人の体ではありません。身軽だった時のように何でもできるわけではなく、体にも心にも様々な変化が現れ、ストレスの感じ方も違ってきます。
あなたの脱ストレス・リラックス方法は何でしょうか。本を読む、音楽を聴く、映画を観る、料理をする、散歩に出かける。自分なりにリラックスできる方法を見つけながら、心穏やかに、明るく前向きな気持でマタニティライフを楽しみましょう。
まとめ
慌てず、切迫流産の症状をよくみましょう
いつもの体調と違うかもしれない…
切迫流産の症状
もし万が一の時のために
笑顔のマタニティライフを