生理前になるとなぜかイライラして気持ちが不安定になり、体調も悪い事が多く悩んでいる女性もたくさんいることでしょう。中にはあまりの不調に仕事を休む人もいます。
今回は 生理前 の 不調 について原因や対策改善方法等を説明します。
生理前の不調について
体調不良の原因はセロトニンだった!?
生理前はホルモンバランスが乱れがちになる関係でセロトニンという物質が減少します。このセロトニンは神経伝達物質で気持ちを安定させる作用がありますが、生理前はセロトニンが減少するためイライラしたり集中力が無くなったりします。
さらに気持ちが不安定になるだけではなく、セロトニンが減少すると脳内の血管が広がり頭痛症状も感じるようになります。さらにセロトニンが減少する事で眠気や食欲増加の症状を感じる人がいます。セロトニンは重要な物質なのです。
不調を和らげる方法
生理前の不調を和らげる方法を紹介します。1つ目は、規則正しい生活を心がける事です。セロトニンは日光を浴びると活発に分泌され、夜になると減少します。早寝早起きをして日光にあたりましょう。
2つ目は、適度な運動を心がけましょう。セロトニンは淡々とした運動を行う事で活発に分泌するので散歩やフラダンス、ヨガ等のリズム運動が好ましいです。
3つ目は、トリプトファンが多く含まれる食事をする事です。トリプトファンはセロトニンを体の中で作ってくれますし、また食事中はよく噛む事でリズム運動にもなりますので非常に効果が高いと言えます。
トリプトファンが多く含まれる食べ物は、乳製品、肉、大豆、魚、ナッツ、白ご飯です。そしてこの生活は3ヶ月間持続しましょう。セロトニンは3ヶ月程度で分泌が増加するようになるといわれています。セロトニン物質が増加する事で生理前の体調不良を防ぐことができます。
妊娠の可能性もある!
生理前の不調にはセロトニンだけでなく黄体ホルモンの影響も非常に大きく関係します。黄体ホルモンは妊娠する為に子宮内膜を厚くし受精卵が着床し易い環境に整える働きがあります。
生理前から黄体ホルモンの分泌量は増加し、妊娠せずに生理が来ると黄体ホルモンの分泌量は減少します。この黄体ホルモンには妊娠しやすくする働きの他に抑うつ状態をつくりやすくする働きがあります。
妊娠をした場合、黄体ホルモンの分泌が増加し続けるので生理前の不調が続く事となります。生理予定が過ぎても生理が来ない場合は妊娠検査薬を試してみましょう。
女性特有のつらい症状PMS(月経前症候群)
生理前の不調をPMS(月経前症候群)といい、PMSの種類は200種類以上あるといいます。PMSは黄体ホルモンの影響が大きいといわれていますが、症状の重さは個人差があります。ストレスや食生活、個々の性格等でも違います。
PMSの症状は普段の生活に気をつけると軽くする事が出来ます。睡眠を十分とり添加物の食事や甘い食べ物は控える事です。また、この時期はストレスがたまらない様に配慮する事も大事です。
漢方薬が効果的
生理前の不調に漢方薬を服用する女性が増加しています。漢方薬の効果は1ヶ月以上はかかるといいますので、服用を開始したら継続して飲み続けましょう。
漢方薬は病院、ドラッグストア、薬局、漢方薬局で購入可能です。ドラッグストアの漢方薬は自分で手軽に購入できるメリットがありますが、より効果を感じたいなら病院か漢方薬局で購入する事をお勧めします。
ドラッグストアで購入すると1ヶ月2,000円とお安く購入できるメリットが有ります。
一方漢方専門薬局店だと値段は高額になりますが、煎じ薬でその人の症状に合った漢方薬を処方してくれますのでより効果を感じやすく、また合わなかった場合はすぐに相談できる事も魅力的と言えましょう。
漢方専門薬局店は全国にありますので探してみましょう。病院は保険が適用になるから漢方の値段も気にせずに通うことができます。
生理前の不調で悩んでいる女性はたくさんいます。漢方薬や普段の生活を見直して生理前の不調を防ぐようにしましょう。
まとめ
生理前の不調について
体調不良の原因はセロトニンだった!?
不調を和らげる方法
妊娠の可能性もある!
女性特有のつらい症状PMS(月経前症候群)
漢方薬が効果的