生理中、イライラしたり、腹痛や頭痛に悩まされたり、眠くて眠くてなんだかスッキリしない事がありますよね。そのような時は体をリラックスさせることが必要です。
生理中 は、なぜ 眠い のでしょうか。
眠い・眠い。眠気がなかなか取れない生理中の過ごし方
眠さの原因
生理中はなかなか眠気が取れなくて、仕事中や出かけ先でも欠伸が止まらない人は多くいるはずです。原因はいくつか考えられます。
貧血
生理中の出血で貧血を起こす、貧血気味になる人がいます。これにより酸素を運ぶ「ヘモグロビン」が少なくなるため、体中に酸素が届きにくくなり、さまざまな機能の低下に繋がります。結果、眠気が取れない原因になるのです。
ホルモンバランスの乱れ
生理近く、また生理中はどうして眠くなるのでしょうか。それは、ホルモンバランスに関係しています。
生理中はホルモンのバランスが崩れます。プロゲステロンと言う女性ホルモンの分泌が増加し、エストロゲンという物質が減少してしまうことが原因と言われています。プロゲステロンには体温を上げる効果があり、眠気を促す作用があります。
生理中は少し体温が高く、微熱がある時のようなだるさやぼーっとする症状を感じる時があると思います。このような症状もプロゲステロンの増加が原因なのです。
減ってしまったエストロゲンには、自律神経の働き、肌の調子を整えるなど重要な役割があります。どちらのホルモンも女性にとっては大切なので、バランス良く必要なのですが、生理中はこれらのホルモンが偏ることで症状が酷くなるのです。
妊娠準備
生理は古くなった子宮内膜が剥がれ、それを体外に出す期間です。要するに、また次の排卵のための準備期間です。生理は自分が思っている以上に体力を使っています。1週間程度、その状態が続くわけですから疲れからも眠さが起こります。
薬の副作用
生理痛が酷い時は鎮痛剤を飲みますよね。鎮痛剤には「催眠鎮痛成分」と言う眠気を催す成分が含まれていることがあります。この成分が眠気を引き起こします。
生理中の眠気を改善
本当は仮眠を取って、ゆったりと過ごせれば1番いいのですが、生理中でも家事や育児をしなくてはならない、仕事に行かなくてはならない、やらなくてはいけない事はありますよね。そのような時に、眠気を改善する効果的な方法があります。
体を冷やさないようにしましょう
湯船に浸かって体をリフレッシュさせましょう。生理中、湯船に浸かるのが不安な人もいるようですが、水圧があるため浴槽を汚してしまうことはほぼありませんので安心してください。
鉄分を摂りましょう
生理は出血を伴うため、貧血になりやすいです。レバー、ほうれん草、ヒジキなど鉄分が豊富に含まれている食材、卵や豆腐などのタンパク質が豊富に含まれている食材、いちごやみかん、さつまいもなどのビタミンCを多く含む食材は貧血予防に効果があります。
意識的に摂取することをおすすめします。
アロマで気分をリフレッシュしましょう
香りは体をリラックスさせる効果があるのです。症状に合ったアロマを選ぶことで、さまざまな効果が期待できます。眠気をスッキリさせるのに効果的なのは、ミントやユーカリ、レモンのようなさわやかな香りです。
アロマはブレンドすることもできるので、好みのアロマやオを組み合わせオリジナルの香りを作ることもできます。
香水代わりに服やハンカチなどに香りを付けるのも良いでしょう。体をリラックスさせることで疲れを取り、眠気改善にも効果が表れると考えられます。
カフェインや刺激物には注意
眠気を感じるのは自分だけかもしれない、と思っていた人もいるかもしれません。眠気がなかなか取れないのは生理的な現象なので、どこかおかしいというわけではありませんので安心してください。しかし眠さを飛ばしたいからとカフェインや刺激物の摂り過ぎはいけません。
「眠気対策にはカフェイン」と決めつけ、コーヒーやカフェイン入りのドリンクを飲みすぎると血管を収縮させてしまうため、血行を悪くしてしまいます。また刺激物は血行を良くし過ぎてしまうため、出血を酷くしてしまう可能性もあります。
生理中は無理なく過ごそう
眠くなるからと薬を我慢しないでください。腹痛が酷い時は、我慢してもよくはなりません。眠気が酷い時は少しの時間でも休むと楽になります。休憩時間を上手に利用して、仮眠を取ったり、体を休ませながら行動すると良いでしょう。
まとめ
眠い・眠い。眠気がなかなか取れない生理中の過ごし方
眠さの原因
生理中の眠気を改善
カフェインや刺激物には注意
生理中は無理なく過ごそう