臨月になるとお腹の赤ちゃんもどんどん大きくなり胎動がよくわかるようになります。ホルモンバランスもさらに変化し、妊婦の体の中ではいろいろな変化がおきます。胎動もどんどん変化していきます。出産が近づいていると胎動の強弱が気になることでしょう。
そこで今回は 臨月 に感じる 胎動 とはどのようなものなのか、陣痛との違いとは何かについて説明します。
臨月に感じる胎動はどんなもの?陣痛との違いとは
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臨月の胎動はどんなもの?
臨月の胎動の変化をいくつか紹介します。
まず1つ目は胎動の数が減少すると言うことです。臨月になると赤ちゃんはとても大きくなり、自由に動くことができなくなっていきます。そのため動きを制限されてしまうので胎動の数が減ると言われています。
2つ目は胎動の位置が下で感じると言うことです。臨月はお産がいつ始まっても良い時期なので赤ちゃんもどんどん下へと下がってきます。そのため臨月の前よりも感じる胎動の場所が下側になります。
3つ目は胎動にリズムがあります。臨月の赤ちゃんは40分前後の間隔で寝たり起きたりを繰り返します。そのため赤ちゃんが眠っている間は胎動がなく、起きている間に胎動が始まるというサイクルを繰り返すことになります。
胎動と陣痛は違う?痛む場所をチェックしよう
臨月になると赤ちゃんも大きくなるため胎動を強く感じ、時には痛みを感じることもあるでしょう。陣痛なのか胎動なのか区別がつかなくなる時もあるかと思います。
胎動の場合は赤ちゃんが蹴ったりした場所の一部が痛みますが、陣痛の場合はお腹の全体が痛みます。
また、陣痛の前の前駆陣痛の場合は体の向きを変えて横になることで痛みが和らいでいきます。しかし、陣痛は規則正しい張りが繰り返し続き、痛みが緩和されることはありません。
また、時間が経過すればするほど痛みが増していくことになります。痛みが強くなっていく場合は陣痛の可能性が高いです。
こんな胎動には気をつけよう!
臨月になるとお腹の中の赤ちゃんが元気かどうかを胎動で見極めることができます。胎動の感じ方で赤ちゃんに何かトラブルがおこっている可能性もあるので紹介します。
1つ目は胎動が全くなくなってしまうことです。お腹の中で半日または24時間胎動を感じることがなくなってしまった場合はすぐに病院を受診するようにしましょう。
胎動がない場合は胎児機能不全の可能性もあります。胎盤が早期剥離をしたり、胎盤の機能が低下してしまうことでおこるものです。
また、へその緒が首に巻き付いてしまったりして酸素や栄養が上手くとれなくなってしまっている場合にも胎動は減少してしまいます。
2つ目は逆子です。逆子の場合は膀胱や足の付根のあたりで胎動を感じることが多いでしょう。
胎動を自宅で簡単にチェックするやり方
胎動を感じなくなると不安に思う人も多いことでしょう。
自宅で簡単に胎動をチェックできる方法があるので紹介します。
まず1つ目は座るか横になって安静にし、静かにすることです。
2つ目はお腹へ意識を合わせて10回前後胎動がおこるのに何分くらいかかるか調べていきます。
臨月時は10回胎動を感じるのに30分前後かかります。
もし30分の間に胎動を感じることができなければ1時間程度待ってみてください。それでも胎動を感じることができない場合は病院へ相談をしてみてください。
胎動が多いのは大丈夫?
臨月になるとお腹の中の赤ちゃんが大きくなるため、胎動が減ると言われています。しかし逆に臨月になると胎動を激しく感じるようになったと言う人が多いのも事実です。
臨月に胎動が多いのは2つの原因が考えられます。
1つは栄養をたくさん摂取して元気なために胎動をたくさん感じると言うことです。この場合はお腹の中の赤ちゃんは元気なため何も心配する必要はありません。
2つ目はお腹の中で酸素不足に陥っている場合です。母親が仰向けに寝ているとお腹の中の赤ちゃんに上手く栄養がいかなくなり苦しさを感じる場合があります。
この場合は寝る体勢を横向きに変えてみましょう。赤ちゃんも楽になります。
出産までもう少し!リラックスして過ごしましょう
あまりに胎動を感じないようなら病院を受診する必要がありますが、胎動を感じないことを心配しすぎると赤ちゃんも窮屈に感じてしまいます。リラックスして過ごしましょう。
まとめ
臨月に感じる胎動はどんなもの?陣痛との違いとは
臨月の胎動はどんなもの?
胎動と陣痛は違う?痛む場所をチェックしよう
こんな胎動には気をつけよう!
胎動を自宅で簡単にチェックするやり方
胎動が多いのは大丈夫?
出産までもう少し!リラックスして過ごしましょう