臨月になるとお腹の張りをよく感じるようになります。いよいよ出産かと期待が高まる反面、お腹の張りが苦しいし心配だと思う人が多いようです。
そこで今回は 臨月 に感じる お腹の張り の原因と気をつけることは何かについて紹介します。
臨月に感じるお腹の張り!原因と気をつけることは?
臨月のお腹の張りの原因は?
臨月にお腹が張る原因は主に3つあるので紹介します。
1つ目は胎動です。臨月になると赤ちゃんはどんどん下に下がってきます。そのため胎動でお腹の張りをよく感じるようになります。臨月になると胎動が弱くなる人も多いのですが、赤ちゃんが大きくなっているため少しの胎動でもお腹の張りを感じてしまいます。
2つ目は便秘です。赤ちゃんが大きくなると子宮も大きくなり、腸を強く押してしまうため便秘になる人が多いのです。また、出産に向けての不安もあり、ストレスが便秘をおこしている可能性もあります。
3つ目は前駆陣痛です。前駆陣痛は陣痛に似たようなお腹の張りを感じます。安静にして痛みがやむなら前駆陣痛です。
お腹の張りは陣痛かも!
お腹の張りが規則的におこる場合はただのお腹の張りではなく陣痛の可能性もあります。陣痛が始まる時のサインを3つ紹介します。
1つ目は破水です。破水は全員ではなく30%前後の妊婦さんにおこると言われています。赤ちゃんは羊水の中に入っていて出産中に羊水も一緒に流れ出ますが、先に羊水が流れることがあります。
2つ目はおしるしです。出産が近くなると子宮口が少しずつ開いていきます。子宮口が開くことで赤ちゃんがいる膜と子宮の壁に僅かな隙間ができてくるため擦れて出血をすることがあります。これをおしるしと言います。おしるしはティッシュなどで拭いた時に少量つくくらいの出血です。
3つ目は規則的なお腹の張りです。痛みを感じる間隔が一定で規則的になってきたら陣痛の可能性が高いので病院へ電話などをするようにしましょう。
注意したい激しいお腹の張りは?
全てのお腹の張りや痛みが陣痛かと言うとそうではありません。お腹の張りや痛みが激しい場合は違う病気の可能性もあるので紹介します。
1つ目は虫垂炎です。虫垂炎は胃付近の痛みや発熱、嘔吐もあります。虫垂炎を放置すると腹膜炎になり、赤ちゃんが危険な状態になります。
2つ目は腸閉塞です。妊娠中は便秘になる人が多く、便秘が酷くなると腸閉塞になってしまう恐れがあります。腸閉塞はお腹の痛みが激しくなったり引いたりするので陣痛の痛みと間違えてしまう人もいます。あまりに便秘が続いている人は気をつけましょう。
3つ目は常位胎盤早期剥離です。普通は出産後に剥がれ落ちる胎盤ですが、先に胎盤が剥がれ落ちることを常位胎盤早期剥離と言います。
胎盤が剥がれ落ちると赤ちゃんに栄養や酸素が届かなくなってしまい、非常に危険です。胎動が少なくなったり激しい痛みが続くようなら病院へ相談をしてみてください。
お腹の張りが強くて苦しい時の対処方法は?
お腹の張りが強いと圧迫感を感じたり苦しくなったりします。対処方法を紹介します。
1つ目はストレスを解消することです。ストレスもお腹の張りを強くしてしまいます。好きなことをしたり友達と話すなどしてリラックスをしましょう。
2つ目は右側を下に向けて横になることです。臨月になると子宮が大きくなるため、足の静脈を抑えてしまい血行が悪くなってしまいます。血行が悪いとお腹に上手く栄養が運ばれなくなるので苦しい思いをします。左側を下にして横になることでお腹の張りが楽になります。
臨月によくある悩み解消方法
臨月によくあるお腹の張りや寝付きの悪さなどを解消する方法があるので紹介します。
1つ目は寝付けない時は抱き枕などを利用することです。お腹が張って眠れない時は抱き枕を利用するとお腹の圧迫が減り体が楽になります。また、夜に眠れない人は日中に眠るようにしましょう。
2つ目は赤ちゃんの胎動が少ない時に休むようにすることです。臨月になると赤ちゃんのお腹の張りが痛みとなって感じる場合が多いです。無理をせずに胎動が少ない時に眠るようにしましょう。
3つ目は軽い運動やストレッチを行うことです。血行が良くなると冷えも改善されてお腹の張りも少し楽になることでしょう。
臨月のお腹の張りは無理をしないで病院へ
お腹の張りがどうしても気になったり強い痛みが続く場合は、無理をせずに病院を受診しましょう。
まとめ
臨月に感じるお腹の張り!原因と気をつけることは?
臨月のお腹の張りの原因は?
お腹の張りは陣痛かも!
注意したい激しいお腹の張りは?
お腹の張りが強くて苦しい時の対処方法は?
臨月によくある悩み解消方法
臨月のお腹の張りは無理をしないで病院へ