赤ちゃんが母乳をうまく飲めなくなったりすると、乳腺が詰まり、乳腺炎になってしまいます。乳腺炎が悪化すると発熱をしたり、激痛を感じてしまい寝込んでしまうこともあります。乳腺炎になりかけたら早めにマッサージをして行きましょう。
今回は 乳腺炎 になった時の マッサージ の仕方は何かについて説明します。
乳腺炎になった時のマッサージの仕方は?
乳腺炎とは何?
乳腺炎は2種類あります。
1つは、母乳が上手く外に排出されずに中に溜まってしまう急性うっ滞性乳腺炎です。急性うっ滞性乳腺炎は、初めて出産した人が乳管が開ききらない場合が多いのでかかりやすく、分娩後からすぐにおこってしまう人がいます。
2つ目は急性化膿性乳腺炎です。急性化膿性乳腺炎は、詰まった乳腺に傷口などから細菌が入り込んで増殖してしまうことを言います。乳腺炎は母乳の出が悪い時だけでなく、体調不良や疲労、ストレス、食生活でもおこってしまいます。
こんな場合はマッサージはやめよう!
乳腺炎になると、どんな時でもマッサージをしても良いと言うわけではありません。もし発熱や悪寒がある場合は、マッサージをするのはやめましょう。
また、痛みが強い場合もマッサージはやめた方が良いでしょう。発熱や悪寒、痛みがある時に無理にマッサージをしてしまうと乳腺をかえって傷つけてしまったり、酷い症状の人は膿が滲み出てきてしまう場合があります。
症状が重い人は、病院で治療をしてもらいましょう。
乳腺炎の正しいマッサージの仕方
乳腺炎の正しいマッサージの仕方を紹介します。まずは胸を軽く冷やすなどして痛みをある程度軽減させましょう。
左右の胸を内側から下側、斜め上側の3つの方向へ向かってつまんだりもんだりしてください。いろいろな角度から両手を使用して乳房をつまむことで乳輪の周りが柔らかくなり、母乳がでてくるようになります。
つまむ時は素手で行うとバイキンが入ってしまう恐れがあるので、ティッシュなどでつまむようにしてください。焦らずにゆっくりとマッサージをしていくうちにどんどん古い母乳が外へでてくるようになります。根気良くマッサージをしてください。
痛みがひかない場合は母乳外来へ!
痛みが引かない場合は母乳外来へ行きましょう。無理なマッサージを続けていると悪化していきます。自分でマッサージをしてみてもし痛みがひかない場合は、母乳外来へ行ってみましょう。
母乳外来では助産師や看護師が母乳をだすためのマッサージをしてくれます。専門の人がマッサージをしてくれるので確実に古くなった母乳がでてきます。
母乳マッサージをしてもらうとなると、病院では初回で5千円前後かかります。数回通う場合は次の費用から千円または千円以上と病院によって違うようです。もし心配な場合は先に電話をして聞くと良いでしょう。
乳腺のマッサージででた母乳はどうするの?
乳腺になりかけたり、乳腺炎になってしまった時にマッサージをすると古い母乳がでてきます。この母乳は古いため、美味しくない母乳がでてきます。そのため、古い母乳は捨てて新しい母乳を赤ちゃんにあげると良いでしょう。
本来であれば、赤ちゃんに授乳をして母乳を飲んでもらうのが1番乳腺炎の症状を改善する良い方法と言われているのですが、古い母乳は赤ちゃんにとって美味しくないので飲みが悪くなるかもしれません。
しばらく飲みが悪くなっても何度も繰り返し飲ませているうちに新しい母乳がでてきて味も元に戻り、再び飲むようになります。諦めずに授乳をするようにしましょう。
乳腺炎のマッサージは様子を見ながら
乳腺炎のマッサージは様子を見て症状が悪化しているようなら病院を受診するようにしましょう。また、自分でマッサージをするなら根気良くマッサージをするようにしてください。
まとめ
乳腺炎になった時のマッサージの仕方は?
乳腺炎とは何?
こんな場合はマッサージはやめよう!
乳腺炎の正しいマッサージの仕方
痛みがひかない場合は母乳外来へ!
乳腺のマッサージででた母乳はどうするの?
乳腺炎のマッサージは様子を見ながら