もうすぐ出産を控えた皆さま、お腹が痛くなると心配になりませんか?妊娠後期に入ると、お腹の張りや痛みが気になるものです。腰に負担がかかって腰痛がひどくなる人や、便秘がひどくなる人もいます。また、激しい胎動でお腹が痛くなることもあります。
ここでは、 妊娠 後期 の 腹痛 について理解し不安を取り除きましょう。
その痛みはもしかして…?妊娠後期の腹痛
妊娠後期はお腹が痛くなりやすい
妊娠後期になると大きくなったお腹のために敏感になりがちですが、妊娠に異常がなくてもお腹が張りやすくなります。お腹が張ると下腹部に痛みを感じる時もありますし、ただ石のように固くなる時もあります。
大きくなった子宮に腸が圧迫されて便秘にもなりやすくなります。そうすると、便秘のために腹痛を感じることもあります。一方で下痢をする妊婦さんもいます。また、よくわからないけどお腹が痛むという経験をする人も多いです。ストレスなど精神的な要因からも腹痛は起こります。このように、 妊娠後期はなにかとお腹が痛くなりやすいのです。
切迫早産
切迫早産は、早産になりそうな状態のことをいいます。 赤ちゃんはもう少しお腹の中で成長しなければならないのに、正期産になる37週前に陣痛が始まり、子宮口が開いてお産が始まってしまいます。
切迫早産の場合、その兆しとしてお腹の張りや腹痛、腰痛がありますが、妊娠後期はお腹が痛くなりやすいのでなかなか気づかないことがあります。
お腹がひどく痛む時や出血があった場合は病院に行きましょう。切迫早産と判断されると、子宮の収縮がおきないように張り止めを服用し、できる限り安静にしていなければなりません。程度が重い場合は入院して治療を受けます。
前駆陣痛&本陣痛
出産が近づくと、不規則なお腹の張りや腹痛を感じ始めます。これを前駆陣痛と言います。妊娠37週以降ならもう早産ではありません。腹痛や子宮の収縮が起きることは赤ちゃんがもうすぐ出てくるサインのようなものです。陣痛の予行練習をしているのだと思って様子をみましょう。
痛みは通常安静にしていればおさまってきますが、激痛になるようなら病院に行きましょう。実際前駆陣痛は、あったという人もいれば全くわからなかったという人もいます。もともとお腹が張りやすい時期ですので、判断がつかないことが多いのです。あまり過敏にならずに過ごしましょう。
さて徐々にお腹の痛みが規則的になってくると、いよいよ本陣痛が始まります。お産が本格的に始まると、徐々に強い腹痛がおきてきます。人によってはお腹よりも腰が痛いと感じる人もいます。
辛い痛みでも、陣痛はインターバルがありますので合間に休むことができます。規則的なお腹の収縮が始まり、陣痛の間隔が目安として10~15分になった頃に病院に行きましょう。もちろんその前でも、陣痛の進みが早い場合はすぐに連絡して指示を仰ぎましょう。
妊婦検診を忘れずに
お腹が痛くなりやすい妊娠後期ですが、ご自分の体をわかっておくために妊婦検診を欠かさないことが大切です。検診時には、妊娠出産の心配事など気になることがらをリストアップして持っていき、医師に聞くといいでしょう。
赤ちゃんの健康状態や妊娠の経過を確認するだけでなく、ママの体質や下痢や便秘の有無、肉体的精神的な疲労の有無など、腹痛につながる要因がどのくらいあるのかを把握しましょう。
また、子宮に筋腫がある場合も腹痛や出血の原因になります。検診をしっかりと受けておくことで、万が一のリスクについて考えるきっかけになり、いざという時に対応しやすくなるのです。
また医師に細かく聞くだけでも安心につながります。いざ腹痛がおきた時に戸惑わないために妊婦検診を受けましょう。
まとめ
その痛みはもしかして…?妊娠後期の腹痛
妊娠後期はお腹が痛くなりやすい
切迫早産
前駆陣痛&本陣痛
妊婦検診を忘れずに