妊娠中に風邪をひいてしまった!どうしよう!
妊娠中に薬を飲むのは厳禁と言われています。それでも、症状がひどくなる前に薬を飲んで体調を回復した方がお腹の赤ちゃんのためには良いのでしょうか?その場合、例えば漢方薬のように、自然由来の素材で出来ているものであれば、服用しても構わないのでしょうか。それとも、やはり薬は飲まなず、自己治癒するまで症状に耐えた方が赤ちゃんのためなのでしょうか。今回は、 妊婦 さんが 風邪薬 を服用してもよいものなのかご紹介ます。
妊婦なのに風邪ひいちゃった!風邪薬を飲んでも大丈夫?
薬に頼る前に試してみたいこと
季節に関わらず、妊婦さんの風邪は珍しくありません。妊娠中は免疫機能が下がりますので、平常より風邪をひきやすい状態にあるからです。また、これまでとは違うストレスや負荷がかかっていることも多く、そういった面でも身体は悲鳴を上げやすい状態になっているのです。
身体がだるい、身体中の節々が痛い、鼻水、くしゃみ、風邪。。。一口に風邪といってもその症状は様々です。どのような症状であれ、薬に頼る前に、まずは気持ちを穏やかに保ち、休息をとりましょう。軽い症状の場合、ゆっくりとした休息の時間をとることで改善する場合も多くあります。気持ちをリラックスさせる効果や、あるいは、鼻詰まりや鼻水のケア、頭痛の軽減を期待できる香りを持つアロマもあります。つわりでにおいが苦手ということでなければ、お部屋のフレグランスで改善を図ることもよいでしょう。
休息するだけで、他には何もしなくてよいのかしら?
休息で身体を休めるのに加えて、消化のよい、栄養価の高い食材を頂くようにしましょう。また、昔から民間療法で使われているネギ、生姜、梅干し、レモン、など、体温を上げる食材を使って身体を内側から温める事もおすすめします。
「梅干しと焼いたネギ」「生姜とレモンと蜂蜜」など、好みの組み合わせでホットドリンクを作り、回復力を高めましょう。作り方は意外と簡単で、身体を温める効能の食べ物を入れたカップにお湯を注ぎ、そのエキスや香りが抽出されるのを待ちます。出来たてのアツアツな状態よりも、少し時間をおいて、ほんのり温かい状態になるまで待った方が、その味わいや香りをゆっくりと楽しむうえでは良いかもしれません。
人間の身体では平常時の体温と免疫機能は連動しています。平熱が下がると免疫機能も下がり、また、上がると免疫機能も共に上がります。そして、ホットドリンクで身体の中から温めることは毛布を一枚足すことよりも即効性があります。
休息したけど、熱が高くなってしまった!
一晩休んでも全く改善がみられない、あるいは悪化している場合は、無理をせず、すぐ病院で担当医の診察を受けましょう。産婦人科でも内科でもどちらに受診しても構いませんが、妊娠していることは最初に伝えておきましょう。
診察の結果、体調不良の原因がウィルス性の場合、お腹の赤ちゃんへの影響を最小限にするために、お薬を処方される事があります。妊娠中のお薬の服用に抵抗のある方は多いと思いますが、医師から処方されたお薬には、赤ちゃんへの影響はほとんど無いと言われているもののみが処方されているはずです。カロナールや葛根湯などはその代表で、妊娠中の服用でも、胎児への安全が認めれており、多くの妊婦さんに処方されています。だからといって、自己判断でドラッグストアで購入した葛根湯やカロナールを服用するのは絶対に避けましょう。専門知識を持たない者は見落としてしまう含有物が含まれている可能性もありますし、風邪ではない、別の深刻な病状である場合もあるからです。
また、妊娠の時期によっては、服用の不可が変わる成分もあります。薬によって、[妊娠中でも大丈夫なもの][妊娠中期まで服用しても大丈夫なもの][妊娠後期から服用しても大丈夫なもの][妊娠中は服用してはいけないもの]などと決まっているものがあります。お腹の赤ちゃんの成長段階によって、そして症状によって服用するお薬自体も変わってきますので、医師の診断を受け、処方されたもので対処することが一番安心で安全な方法です。
風邪をひいたかな?と思ったら不安にならず、まずは栄養補給と休息。そして医師の診察が回復への近道です。
まとめ
妊婦なのに風邪ひいちゃった!風邪薬を飲んでも大丈夫?
薬に頼る前に試してみたいこと
休息するだけで、他には何もしなくてよいのかしら?
休息したけど、熱が高くなってしまった!