妊娠&出産のいろは

  • ホーム
  • はじめての方へ
  • カテゴリ一覧
  • Twitter
  • Facebook
  • お問い合わせ
    • 免責事項・知的財産権
現在の場所:ホーム / 妊娠中の方に送るメッセージ / 骨盤の前傾は妊娠後期には大切なこと

骨盤の前傾は妊娠後期には大切なこと

miwa

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

kotsuban zenkei

日本人女性の半数以上はお尻が出ている骨盤が前傾タイプであると言われています。骨盤が前傾することで腰痛、肩こりを引き起こし、下半身太りや下っ腹が出るなどスタイルにも影響を与えかねません。

しかし、妊娠中の方は妊娠前より 骨盤 が 前傾 することが多く、これはとても大切なことなのです。


スポンサードリンク

骨盤の前傾は妊娠後期には大切なこと


- 目次 -

  • 骨盤前傾のチェック方法
  • 骨盤前傾が大切な理由
  • 前傾になりすぎると要注意!日常生活で心掛けること
  • 出産にはある程度の骨盤前傾が必要

骨盤前傾のチェック方法

自分の骨盤が前傾しているかどうかわからないという方もいるでしょう。自分でできるチェック方法があります。

  1. 壁にもたれ、自然に立つ
  2. 後頭部、お尻、踵が壁についていることを確認する
  3. 壁と腰の間にどれほど空間があるかチェックする

手をパーにしてそれより狭いようであれば後傾、パーの手が横に入るほどの空間があるようであれば前傾だと考えられます。

妊娠前であれば、骨盤前傾になると腰痛や肩こりになりやすい、背中や首に痛みが出る、下っ腹が出やすくなるなどと良いことがないように言われていますが、妊娠中はこの前傾になることがとても大切なのです。


骨盤前傾が大切な理由

理由は2つあります。

胎児が出産時骨盤に引っかからず通りやすくなるため

骨盤の前傾は悪いことばかりではありません。妊娠後期になると骨盤が広がりやすく、大きなお腹を支えるため、前傾になりやすいのです。骨盤が前傾することで身体が出産準備に入ります。

また骨盤の前傾は、出産時に胎児が生まれやすいポジションになるために必要なことだと考えられています。

出産前はよく内診で「胎児が下がってきているか」を確認されるかと思います。この時に胎児がママの背中を向いているポジションだと骨盤をスムーズにくぐりやすいと言われています。

しかし、胎児の顔がママのお腹を向いているポジションだと胎児の回旋異常により出産時間がかかってしまう、または帝王切開になることもあります。妊娠後期の骨盤前傾は胎児の回旋異常を避ける役割を担っているとも考えられます。

子宮による圧迫を防ぐ

子宮にも正しいポジションがあります。子宮も骨盤同様に前傾していると言われています。ところが、骨盤の角度によっては子宮の位置も変化してしまいます。骨盤が後傾してしまうと子宮も後ろに倒れてしまいます。

そうなると尿管や卵巣静脈を圧迫しやすくなり痛みがあらわれます。この時の痛みはお尻や股関節にあらわれ、歩いた時に痛みが走ることが多いのです。

また、尿管の圧迫は血流を悪くするため、脚のむくみ、膀胱炎、妊娠高血圧、背中の痛みの原因になる可能性があります。


前傾になりすぎると要注意!日常生活で心掛けること

妊娠中の多くの女性がお腹の赤ちゃんが大きくなるにつれ、骨盤が前傾した悪い姿勢の「反り腰」になります。先ほど前傾が大切だと述べましたが、程度があります。正常な骨盤の角度は立った時に29~39度前傾していると考えられています。

妊娠して39度以上前傾してしまうと腰を痛めやすいと言われています。産後でもこの前傾姿勢が癖になり腰痛を引き起こし、無意識のうちに骨盤前傾タイプになってしまう人が多いのです。

骨盤前傾タイプとなると、産後体重は戻っても体型が戻らないという悩みを抱えてしまう可能性があります。では妊娠後期の大きなお腹でどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

姿勢に気をつける

アイロンや掃除機をかける時はなるべく前傾姿勢になる時間を減らしましょう。妊娠すると疲れやすく、すぐ椅子に座りたくなるでしょうが、背筋はまっすぐに伸ばすように心掛けましょう。

筋力を鍛えましょう

骨盤周辺の筋肉が弱くなると骨盤の位置が安定しにくくなります。「インナーマッスル」と呼ばれる筋肉は骨盤や姿勢に大きく関わっています。インナーマッスルを鍛えるにはヨガ、ピラティス、ウォーキング、水泳など軽い負荷の有酸素運動が効果的だとされています。

柔軟性を高める

身体の柔軟性には左右差があり、「右側は動かしやすいけれど左側は動かしにくい」という人もいます。左右差がある状態でエクササイズをしても逆に姿勢の悪さが悪化してしまうことも考えられます。

まずは硬くなっている筋肉を柔らかくするためストレッチなどを始めましょう。そうすることによって筋肉のバランスの良い状態でエクササイズをすることができるのです。


出産にはある程度の骨盤前傾が必要

骨盤が前傾していると、どうしても治したほうが良いと思われがちです。妊娠すると、お腹が大きくなるにつれて前傾になる女性が多いようです。しかし、これは出産時赤ちゃんが骨盤を通りやすくなる、子宮が尿管や卵巣静脈を圧迫しないために必要なことなのです。

あまりに前傾していると腰痛や肩こりの原因にもなりますので、そのような症状に悩まされている人は注意が必要です。日常生活で心掛けるべき点は、姿勢に気をつけること、筋力を鍛えること、柔軟性を高めることです。

また、産後も妊娠中の姿勢が癖になってしまい、骨盤前傾タイプのままの人がいるようです。産後は特に意識して日常生活から気をつけていくと良いでしょう。

スポンサードリンク

まとめ

骨盤の前傾は妊娠後期には大切なこと
骨盤前傾のチェック方法
骨盤前傾が大切な理由
前傾になりすぎると要注意!日常生活で心掛けること
出産にはある程度の骨盤前傾が必要

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

Filed Under: 妊娠中の方に送るメッセージ 関連タグ:前傾, 骨盤

スポンサードリンクと関連コンテンツ

記事を探す

スポンサードリンク

カテゴリから探す

  • 生理のあれこれ
  • 生理不順と妊娠
  • 妊娠したかな?チェックしよう
  • 自分の体を知って妊娠を目指そう!
  • 意外と身近な不妊治療
  • つわりとの付き合い方
  • 赤ちゃんの産み分け
  • 知って安心。出産について
  • 妊娠中のトラブル
  • 妊娠中の病気
  • 妊娠中の方に送るメッセージ
  • 妊娠中のストレスと解消法
  • 出産時のトラブル
  • いくら払った??出産費用。
  • 産後のあれこれ
  • 赤ちゃんのあれこれ
  • 高齢出産のあれこれ
  • 悲しいけれど受け入れて…。流産。
  • 閉経

Copyright © 2023 ninshin-syussan-iroha.com