赤ちゃんを授かったと喜ぶ反面、難産になってしまったらどうしようと心配や不安を感じている人もいることでしょう。当然のことだと思います。戌の日に安産祈願された方もいることでしょう。
安産とは、陣痛時間が長すぎず、ママも赤ちゃんも疲れすぎずに分娩することではないかと思います。そんな安産を導く鍵ともいえるのが骨盤の状態でしょう。安産をめざして 骨盤 体操 をしてみませんか。
目指せ安産!骨盤体操をしよう
骨盤体操(安産体操)のメリット
骨盤体操をするメリットは、いくつかあります。骨盤周辺を動かすことによって血行が良くなり、子宮の血流がよくなります。赤ちゃんの居場所である子宮が柔らかくなって胎児の居心地がよくなるのです。また、体操によって骨盤の位置が改善されてきます。
出産する時、赤ちゃんは徐々に下に降りてきますが、骨盤がスムーズに開いてくればその分お産は早く進むでしょう。子宮口が開いて、赤ちゃんが産道を通って出てきますが、骨盤に歪みがなく体が柔らかい人は、お産が順調に進むことが多いのです。
また、足腰に筋力がある人も分娩時に有利です。出産は赤ちゃんとママの初めての共同作業です。赤ちゃんも最後は体中の力を振り絞って降りてきますが、ママもそんな赤ちゃんのタイミングに合わせて必死に力みます。
出産は体力勝負、お産が終わると筋肉痛になるほどです。骨盤体操をしながら筋力を鍛えましょう。
いつから可能?
安定期に入る妊娠5カ月頃からできます。医師から安静にするように指示されている人は控えましょう。お腹が張る、痛みがある時もやめておきましょう。日々体調をよく見ながら、無理のない範囲で行います。
体を動かすことから、むくみや冷えの改善だけでなく、肩こりや頭痛などの不快症状の改善にもなります。
どんな体操をする?
まず、膝を立てた状態で仰向けになります。肩と両手は床につけて離れないようにします。この状態で両膝をくっつけた状態で左右交互にゆっくり行ったり来たりさせましょう。骨盤の位置の改善につながります。
次に、骨盤底筋を鍛える体操です。仰向けに寝た状態で手のひらを床につけてください。肛門に力を入れて、息を吸います。ゆっくりと息を吐きながら腰を上げ下げします。滑り台のようなポーズになります。足を前に出して座った状態で、骨盤まで意識しながら足首を左右に回すのも骨盤矯正の効果があります。
他に、四つん這い姿勢の体操もあります。息を吐きながら、おしりを左右にふり、ふる時同じ向きに首を傾けます。頭から背中、骨盤まで意識しながらゆっくり動かしてみましょう。股関節を柔らかくする体操は、まず足の裏を合わせた状態で座り背筋を伸ばします。
ゆっくり息を吸って吐きながら両膝が床につくように押します。少し痛いかも知れません。股関節が伸びているのを感じながら息を吸ってもとに起こします。
それぞれの体操は大体5回位を目安にくりかえし、慣れてきたら回数を増やしましょう。
ながら体操と軽いウォーキングのすすめ
骨盤体操は日々続けるのがベストです。急に体が柔らかくなったり骨盤の歪みがなくなったりはしないからです。とはいえ、習慣を作るのは意外と大変なものです。体調が良い日の決まった時間に、テレビを見たり音楽を聞いたり、ラジオを聞いたりしながら行うといいかも知れません。
安産への一歩だと思って時間を作ってみましょう。また、基礎体力を養うという意味で、軽い有酸素運動もしておきましょう。出産は筋力と体力が必要です。ハードなものはできませんが、軽いウォーキングくらいはしておくといいと思います。
気分転換にもなりますし、ママがリラックスしてくると赤ちゃんもそれを感じ取ってくれるでしょう。お腹が大きくなって来ると、動くのが億劫になってしまいがちですが、太り過ぎ防止の為にも歩きましょう。
心と体を整えて出産に臨む
安産に向けた体操について他にも色々ありますが、上に取り上げた分はぜひ試してみましょう。骨盤と股関節の柔軟性が大切なのです。体が整って来れば後は心の準備です。初めての出産に心配や不安はつきものですが、「案ずるより産むが易し」ともいいます。安産になるといいですね!
まとめ
目指せ安産!骨盤体操をしよう
骨盤体操(安産体操)のメリット
いつから可能?
どんな体操をする?
ながら体操と軽いウォーキングのすすめ
心と体を整えて出産に臨む