人工授精(AIH)を初めて行う場合、成功率やどういった流れで行われるのかなど気になることがたくさんあります。その中でもやはり気になるのが痛みの問題。人口受精では痛みを感じることがあるか?またその痛みはどのような痛みなのか?
人工授精 で感じる可能性がある、 痛み について調べてみました。
初めての人工授精で気になること、痛みってあるの?
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人口受精で痛みはあるの?
人口受精での痛みについては、個人差がありますが、中には強く痛みを感じてしまう方もいます。
実際には、子宮の仕組みや人工授精の処置の方法から考えると、大きな痛みが伴う、といったことは考えられません。しかし、その人その人で体の仕組みが違うように、痛みを感じてしまう場合もあるのです。
痛みを感じるのはどんなとき?
人口受精で痛みを感じるのは、主に精子を子宮に注入する作業を行っているときが多いようです。通常であれば、何も問題のない作業なのですが、何らかの原因で痛みが発生してしまう場合があります。
もちろん、全く同じ条件であっても、痛みがある方、ない方両方いますし、痛みの度合いは人により違いもあります。誰もが同じように痛みを感じるわけではないということは念頭に置いておきましょう。
子宮頚管が曲がっている場合
子宮に精子を注入するためには、管を通して送ることになります。その際に子宮頚管に管を通す必要がありますが、子宮頚管が元々曲がっていたり、産まれつき細い方などは、管が子宮頚管を傷つけてしまう場合があるため、痛みを伴うことがあります。
子宮口が狭い、何らかの原因で形が違う場合
子宮の入り口が狭かったり、何らかの原因で奥にある、または近くに筋腫などがあり、邪魔をしている、などの理由で痛みが出てしまうこともあります。
入り口が狭い場合などは器具を入れやすくするために、子宮口を固定する処置を行うことがあります。その処置が原因で痛みが起こってしまうのです。
痛みを感じない方の方が多い
痛みを感じると言われると怖くなってしまうかもしれませんが、ほとんどの方は痛みをあまり感じることがない場合が多いようです。通常の内診治療を受けたことがある方でしたら、耐えられる痛み程度であることがほとんどです。あまり心配しすぎないようにしましょう。
人口受精後の出血
人工授精を行った後に痛みや出血が起こる方もいます。器具を注入した際に、子宮頚管や子宮内に傷がついてしまうことがあるのです。そういった場合、処置が終わった後に出血が起こることがあります。ほとんどの場合は、すぐに収まってきますので心配する必要はありません。
生理痛のような痛みが起こることも
人工授精を行った後に、生理痛に似た痛みが起こる方もいます。こうした痛みが起こる原因にはいくつか考えられます。まず、出血の原因同様、何らかの傷が子宮頚管や子宮内についてしまった場合は痛みを伴うこともあります。
次に考えられるのが卵巣誘発の原因によるものです。人口受精を行う場合、卵巣誘発の薬を利用することがありますが、この薬の副作用によって、排卵後、卵巣が腫れてしまうことがあります。これが原因で生理痛に似た腹痛を引き起こしてしまうのです。
医師の腕による部分も
人工授精は、大変繊細な技術が必要な処置でもあります。そのため、医師の腕により痛みが起こったり、起きなかったりする場合もあるようです。ある病院では激痛が起こったけれど、別な病院では全く痛みを感じなかった、といった方も少なくありません。
不妊治療を行う場合、病院の実績などももちろん重要な要素であることは間違いありませんが、信頼できる医師のいる病院を選ぶことも大切なことなのです。
まとめ
初めての人工授精で気になること、痛みってあるの?
人口受精で痛みはあるの?
痛みを感じるのはどんなとき?
子宮頚管が曲がっている場合
子宮口が狭い、何らかの原因で形が違う場合
痛みを感じない方の方が多い
人口受精後の出血
生理痛のような痛みが起こることも
医師の腕による部分も