出産が近づいてくると気になるのが、陣痛だと思います。また、陣痛とは別に、前駆陣痛と呼ばれる陣痛もあり、陣痛とどう違うのかわからない人が多いのではないでしょうか。
前駆陣痛 はどのような症状なのか、また いつから 始まるのかを知って出産に備えましょう。
前駆陣痛はいつから始まるの?前駆陣痛の症状を知ろう
前駆陣痛とは。誰にでもおきるものなの?
前駆陣痛とは、出産前におきる不規則な痛みのことです。痛みがおきる間隔や、強さが一定ではなく、お産につながる本陣痛とは違うため、「偽陣痛」といわれることもあります。痛みは、生理痛のような痛みですが、痛みの強さには個人差があります。
また、前駆陣痛がおきないまま出産になるケースもありますので、前駆陣痛がないからといって心配しすぎないようにしましょう。
前駆陣痛があれば、出産が近づいている証拠ですので、入院準備や病院までの移動方法を確認するなど、出産に向けた準備や心構えをしましょう。
陣痛の時間帯によって、家族がそばにいないこともあります。病院への移動が不安な人は、陣痛タクシーといった、陣痛時に対応してくれるサービスもありますので、一度タクシー会社に確認しておくといいと思います。
前駆陣痛がおきる理由
前駆陣痛は、子宮が収縮するためにおきます。子宮口や産道を柔らかくすることで、身体が赤ちゃんを産む準備をしているといわれています。
何度か前駆陣痛がおきることで、出産しやすい身体を作っていますが、子宮口は開いてはいませんので、お産の予行練習のようなものともいわれています。
前駆陣痛はいつから始まるの?
前駆陣痛は、臨月に入った妊娠36週目から38週目頃から始まる妊婦が多いようです。個人差も大きく、早い場合は妊娠8ヶ月目から症状が出る人もいますし、遅い場合は、本陣痛になる数日前や数時間前から始まる人もいます。なかには、一度も前駆陣痛を感じずに終わるということもあります。
前駆陣痛が始まったからといって、すぐに本陣痛につながらない場合も多くありますので、慌てずに自分の身体の症状について見極めましょう。
ただ、前駆陣痛が始まって、翌日には本陣痛に至るケースもありますので、臨月に入ったら遠くへの外出はなるべく避けて行動するようにしましょう。母子手帳を常に持ち歩いていると安心だと思います。
前駆陣痛の痛みはどのような痛み?
前駆陣痛の痛みは個人差がありますが、お腹や腰のあたりがずーんと鈍く、生理痛のように痛む場合があります。
また、お腹が下痢の症状のようにチクチク痛むこともあります。他には、お腹の張りを感じたり、腰痛のような痛みを感じたりする妊婦もいて、痛みの種類も強さもさまざまです。
ほとんどの場合は、不規則な痛みで、時がたっても強まることはなく、安静にしたり、身体の向きを変えたりしていると痛みが引いていきます。
このような症状の時は病院へ電話をしましょう
お腹が張って定期的に痛みがある場合で、痛みの周期が短くなってきたら、本陣痛の可能性があります。病院に電話をして、先生の指示を仰ぐようにしましょう。初産だと10分間隔の痛み、経産婦の場合は15分毎の痛みが入院の目安とされています。
また、破水や出血のおしるしがあった場合も、出産が近づいている証拠です。とくに破水があると、感染症を起こす可能性もあるので、すぐに病院へ連絡をしましょう。
前駆陣痛は、臨月に入ったころから始まることが多い陣痛です。個人差が大きいので、痛みが始まってもまずは横になって安静にして、身体の向きを変えてみるなどして、慌てないようにしましょう。
可愛い赤ちゃんに会えるのはもうすぐです。痛みの間隔や、痛みの程度を落ち着いて観察して、出産に向けた心構えができるといいですね。
まとめ
前駆陣痛はいつから始まるの?前駆陣痛の症状を知ろう
前駆陣痛とは。誰にでもおきるものなの?
前駆陣痛がおきる理由
前駆陣痛はいつから始まるの?
前駆陣痛の痛みはどのような痛み?
このような症状の時は病院へ電話をしましょう