出産後に 腰痛 を悩みとしてあげるお母さんも数多くいらっしゃると思います。この腰痛にはさまざまな原因があり、妊娠中のものや出産、 産後 など影響を受ける時期もさまざまです。
ではこれらにたいしてどのような対策をとることができるのでしょうか。原因から対策まで詳しくご紹介します。
産後に腰痛はなぜおきる?原因と対策は?
産後の腰痛の原因(妊娠から出産が影響)
産後に腰痛を経験されている方も多くいらっしゃると思いますが、この腰痛の原因はさまざまあります。この原因は妊娠中の状態から考えて4つあるといわれています。
まず妊娠中の原因となるものとして、ホルモンの影響があります。妊娠中からお母さんの身体からは赤ちゃんが産道を通りやすくするために筋肉や関節を緩める作用のあるホルモンが分泌されています。
さらに、赤ちゃんが成長するにしたがって大きくおなかはせり出してきます。このお腹を支えるために自然と腰や背中に大きな負担をかけることになってしまうのです。この妊娠中に受けたダメージがなかなか回復されず産後にも腰痛の影響を及ぼしてしまうのです。
また、分娩にも腰痛の影響があります。分娩中には3kgほどある赤ちゃんが骨盤の間を通り身体の外にでてきます。これだけからだに負担をかけて分娩を終えたあとすぐに動いてしまうと腰へのダメージが大きく残ってしまうのです。
産後の腰痛の原因(産後の影響)
産後の動きが腰痛の原因となる場合としては、産後すぐにはじまる育児で腰に負担をかけてしまうことです。おむつ替えや沐浴など育児は常に腰に負担をかける仕事が多くなります。特に産後1ヶ月の間に無理をしてしまうとしばらく身体にダメージが残ってしまうのです。
また、産後は忙しく、しっかりとケアをできない場合にも腰への負担が蓄積していってしまうため、腰痛を発症する原因となります。
産後の腰痛に対しての対策は?
腰痛の対策としておすすめとしては、サポーターの装着をする、インナーマッスルを鍛えるといったことです。
まず、サポーターの装着に関して具体的に説明します。分娩中に開いてしまった骨盤がもとの状態に戻るまでは約3ヶ月かかるといわれています。そのため、この産後3ヶ月の間は姿勢を正すことと無理をしないことが重要になります。
しかし、育児は毎日かならずおこなわなければいけないため、サポーターを装着することによって姿勢が崩れてしまうことを予防することができます。
ただし、サポーターに頼りすぎるのではなく、運動の許可が出たら少しずつ体幹トレーニングなどをおこない、骨盤周りをしっかりと自分の筋肉で支えることが大切になってきます。
また病院などのパンフレットにある産褥体操をおこなうことも効果的です。硬くなってしまっている骨盤周りをほぐすはたらきがあります。
どうしても腰痛が治らない場合には病院へ!
腰痛のセルフケアをおこなっている場合でもなかなか腰痛が治らない、悪化するといった場合には病院で処置をしてもらうことをおすすめします。自力で戻せない場合には改善は難しい場合が多いため、専門医に診てもらい適した治療を受けることをおすすめします。
とにかく無理は禁物!
出産という大仕事を終えたお母さんの身体は大きなダメージを追っています。妊娠前のもとの状態に戻るまで約1年という長い期間が必要といわれているくらいです。その中でも特に産後1ヶ月間は産褥期とよばれており、安静が必要な時期とされています。
この時期に無理をしてしまうと生涯身体にダメージが残ってしまう場合もあるので、産後しばらくはパートナーや家族に家事や育児など手伝ってもらい、できる限り安静にすることをおすすめします。
まとめ
産後に腰痛はなぜおきる?原因と対策は?
産後の腰痛の原因(妊娠から出産が影響)
産後の腰痛の原因(産後の影響)
産後の腰痛に対しての対策は?
どうしても腰痛が治らない場合には病院へ!
とにかく無理は禁物!