羊水 検査 という言葉は聞いたことがある方は多いと思いますが、詳しくは知らない方は多いのではないでしょうか。
そこで羊水検査とはどのようなことを調べる検査なのか、そして検査する 時期 はいつ頃なのかご説明していきましょう。
羊水検査で何がわかるのか、また時期はいつなのか?
羊水検査とは何を調べる検査なのか
妊娠して嬉しい反面、ママのお腹の中で胎児が元気に成長しているのだろうかと心配なことも多いでしょう。
羊水検査では胎児の染色体の異常はないか(数の異常や構造の異常)、遺伝子の異常などを調べる検査で出生前診断になります。
年々結婚する年齢や出産する年齢もどんどん高くなり高齢出産が多くなってきているのが現状です。
高齢出産はいろんなリスクが出てきますが、染色体の異常などによる障害のある赤ちゃんを産む確率が高くなるので出生前診断前をする夫婦も増えてきています。
しかし羊水検査は絶対に受けなくてはいけない検査という訳ではありません。
検査を希望した人だけが受けることができるのです。しかし羊水検査で流産や感染症の副作用のリスクがまれにあります。
羊水検査ではどんなことがわかるのかというとダウン症、18トリソミー、13トリソミー、ターナー症候群、クラインフェルター症候群などが羊水検査でわかります。
羊水検査とはどんな検査なのか
では羊水検査とはどのような検査を行うのかご説明していきます。羊水検査の何日か前から抗生物質の内服を開始します。超音波検査では胎児や胎盤の位置を確認しながら行います。
そして胎児の心拍や羊水の量などに問題がないか確認しながら作業を進めていきます。
腹部の皮膚を消毒して超音波で観察しながらお臍の下あたりに針を刺して羊水約20mlを採取します。
通常は1回で終わりとなりますが、胎児の動きを見ながらやりますので羊水が採取しにくかったりすると2回、3回と行う場合もあります。
そしてお腹に刺す時ですが通常は麻酔をしないところが多いです。理由として麻酔をするのも痛いので実際に羊水を採取する1回で済ませた方が負担にならないからということです。
針を刺している時間は20秒もかからないです。無事に羊水を採取し終わったら消毒をして絆創膏を貼って終了となります。
最後にもう一度胎児に異常がないか確認して終わりとなります。各産婦人科によっても違いますが1泊入院するところもあれば、検査終了後に問題がなければ帰宅できるところもあります。
羊水検査の検査結果は2週間~4週間ほどかかります。
検査する時期はいつか
羊水検査はいつでもできる訳ではありません。いつがベストかといいますと妊娠16週から18週の間に羊水検査ができるのです。
安定期に入ってからで羊水の量がちょうど良い時期にあたります。そして羊水検査で異常が見つかった場合、産まない選択・中絶を希望する方もいます。
中絶できる時期は22週未満(21週6日)までとなっていますので、16週から18週がベストな時期となります。
羊水検査の費用はどのくらいか
羊水検査は基本的には自己負担になります。費用は病院によって違いますが6万~15万くらいが相場です。
1泊入院するところ、日帰りするところなどさまざまですので掛り付けの産婦人科で確認しておきましょう。
羊水検査は受けるべきか
羊水検査をする妊婦さんはまだまだ多くはないのですが出生前診断ができるようになってからは検査する妊婦さんも増えてきています。
そして高齢出産の方が羊水検査をする割合が増えています。その理由として高齢出産は染色体の異常がでるリスクが高くなるからです。
もしも羊水検査で異常が見つかった場合どうするのか考える時間がもてます。
羊水検査を考えている妊婦さんはまず医師にじっくりと相談し説明を聞いてから夫婦で納得がいくまで話し合って決めることをおすすめします。
まとめ
羊水検査で何がわかるの、また時期はいつなのか?
羊水検査とは何を調べる検査なのか
羊水検査とはどんな検査なのか
検査する時期はいつか
羊水検査の費用はどのくらいか
羊水検査は受けるべきか