正期産に入る前にお腹が張ったり出血したりして切迫早産になってしまうと母子ともに危険な事態に陥ります。赤ちゃんの成長が未発達のまま出産することを防ぐために行う治療がウテメリンです。子宮収縮が落ち着くまでウテメリンの点滴を受ける方が多くいます。
今回は切迫早産に ウテメリン の 点滴 は効果があるのか、ウテメリンの点滴とは何かについても詳しく説明します。
切迫早産にウテメリンの点滴は効果があるのか
ウテメリンの点滴の費用ってどれくらい?
妊娠出産は何かとお金がかかります。お腹の張りが酷く自宅安静では足りない場合、医師からウテメリンの点滴を行っていくよう診断がくだります。ウテメリン点滴の費用はどれくらいかかるのか気にしている方が多くいるので紹介します。
ウテメリンの点滴は1管が1,074円し、その後点滴液が無くなったら補充する点滴の管理料が加算されていきます。ウテメリンを点滴すると言うことは入院になるので食費やベッド代を含めると1日に2万円前後かかる場合が多いです。
入院期間が長引くほど費用は大きくなっていき、大体10日の入院で20万円前後かかる場合も多いです。高額になった場合は高額医療費制度を活用しましょう。また、ウテメリンはジェネリック医薬品もあるので希望をすると費用を抑えることができます。
副作用はあるの?
ウテメリンの点滴は子宮収縮を和らげる効果が高く多くの妊婦さんがお腹の張りが無くなったと話しています。その反面ウテメリンの点滴には副作用もあるので幾つか紹介します。
まずは体がほてって発熱のような症状を感じることです。実際に風邪をひいている場合もあるのでよく看護師さんに相談しましょう。
2つ目は動悸や手の震えです。動かずとも動悸がし、めまいや手が震えることがありますがこれはウテメリン点滴の代表的な副作用症状です。
他にも頭痛、吐き気、顔面痛、血圧低下等があります。人によって副作用はさまざまですが、中には副作用が重く現れて高血糖や肺浮腫にかかってしまう方もいるので違和感を感じたらすぐに先生や看護師さんに相談しましょう。
いつまで続くの?ウテメリン点滴
ウテメリンの点滴はお腹の張りの強さや週数によっても量や回数がそれぞれ違います。基本的に子宮収縮が収まって子宮口が閉じた状態になり切迫早産の心配が無くなった場合に点滴が外れることになります。
ウテメリンの点滴を外すとなると徐々に点滴量を減らし、モニターでお腹の張りを確認しながらになります。
人によっては36週まで入院しウテメリンの点滴をしていた人もいますし、1週間くらいで退院した方もいます。いつまで続くのか不安に思うとストレスになるためゆっくりとした気持ちで安静にしましょう。
ウテメリンの点滴後の張り返しって何??
ウテメリンの点滴を外し、血液中のウテメリンが無くなると張り返しがやってきます。張り返しとは定期的な強い痛みを伴う張りで、人によってはそのまま陣痛につながる場合もあります。
出産しても良い場合は陣痛につながっても問題ありませんがまだ週数が早いと再度入院となってしまう方もいます。特に点滴濃度が高ければ高いほど張り返しは強くあらわれるので注意が必要です。
張り返しは血液中のウテメリン濃度が半減する4時間~5時間後に来るか、血液内から完全にウテメリンが抜けきる12時間後に現れるかは個人差がありますが強い張りを感じる場合時間の間隔を計ってすぐに病院へ相談をしましょう。
ウテメリンの点滴が効かない人もいる
ウテメリンの点滴は張り止めの代表的な方法ですが、中にはウテメリンの点滴が効かずにお腹の張りが収まらない方がいます。ウテメリンの量が足りていない方もいますし、体質的に合わない方もいます。
体質的に合わない方はどんなにウテメリンの量を増加しても張りは変わりありません。張り薬はウテメリンの他にもあるのでよく先生へ気になる点を相談しましょう。
切迫早産にならないためにもウテメリンの点滴は非常に重要な効果を発揮する反面副作用等もありますので気になることはかかりつけの病院へ相談に行きましょう。
まとめ
ウテメリンの点滴の費用ってどれくらい?
副作用はあるの?
いつまで続くの?ウテメリン点滴
ウテメリンの点滴後の張り返しって何??
ウテメリンの点滴が効かない人もいる