つわり は妊娠初期の妊婦さんに多くみられる生理現象です。吐き気や胃のむかつきなどの症状があり、ひどい場合には食事をとることもできなくなってしまいます。このような症状には、病院で 点滴 をうつことが可能です。
どのくらいで点滴をうってもらうべきなのか、また赤ちゃんには影響がないのでしょうか。
つわりがひどい場合に点滴は効果的?
妊娠中のつわりはなぜおきる?
妊娠がわかると同時につわりがおきる場合が多くあります。つわりは妊娠初期におきる生理現象のひとつとされています。症状としては、胃のむかつきや吐き気、眠気など人によってさまざまです。
人によって症状の重症度もさまざまですが、原因は特にはっきりとわかっていません。考えられている理由としては、妊娠初期にお母さんのお腹の中に胎盤を作るためのホルモンバランスの変化です。
つわりがひどい場合には点滴治療が効果的
つわりの重症度はひとそれぞれですが、人によっては食事をとることができないほどつわりが重症な場合もあります。
つわりは妊娠につきものだからといって我慢しようとする方もいらっしゃいますが、食事をとれないほど重症な場合で我慢を続けてしまうと、お母さんにもお腹の中の赤ちゃんにも悪影響です。
妊娠は病気ではないといわれていますが、つわりがひどい場合には病院で点滴の治療を受けることができます。点滴には、主にビタミンB6が多く含まれています。
つわりの原因は明確になっていませんが、この点滴がつわりの症状を緩和してくれるということは医学的にも証明されています。
しかし、つわりの症状に個人差があるように、点滴の効果にも個人差があります。そのため、病院で点滴をうってもらえば必ず症状が改善されるといった大きな期待は持たないでおくことをおすすめします。
点滴が赤ちゃんに与える影響は?
妊娠中には薬の投与はお腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼすことがあるため、控えるべきといった認識があるため、点滴に対しても億劫になってしまう方もいらっしゃると思います。先ほども述べたように、点滴の主な成分として含まれているのはビタミンB6です。
そのほかには、つわりによって摂取ができなくなってしまっている水分やブドウ糖、ビタミンB1の栄養成分であり、薬が含まれている場合ではないため、お腹の中の赤ちゃんには影響を及ばすことはないといわれています。
つわりはどのくらい我慢すれば良い?
特に初めてつわりを経験される方では、どのくらいまで我慢をすればよいのかと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。基本的に日常生活に支障が出る場合には病院で相談をされることをおすすめします。
我慢できる範囲の方でも、吐くことが多くて水分があまりとれていない場合や、トイレに行く回数があきらかに減った場合、1週間で3kg以上体重が減ってしまった場合には病院での診察を受けるようにしましょう。
妊娠初期に我慢は禁物!
上の子がいて休むことができないから…といった場合や、仕事が忙しくて無理をしてでも働かなければいけない方もいらっしゃいますが、つわりを我慢しすぎて重症化してしまい、妊娠悪阻になってしまうことがあります。
妊娠悪阻になってしまうと、点滴だけでは対処ができず、病院での管理や治療が必要になってしまいます。また、お母さんとお腹の中の赤ちゃん両方に命の危険が及ぶ場合があります。
そのため、つわりで辛い場合は、できる限り病院へいき、妊娠悪阻になる前に対処することがおすすめです。一人で頑張るのではなく、パートナーや職場の方など周りの方にサポートをしてもらいながらできるだけ安静をこころがけることが、つわりと上手に付き合っていけることにもつながります。
まとめ
つわりがひどい場合に点滴は効果的?
妊娠中のつわりはなぜおきる?
つわりがひどい場合には点滴治療が効果的
点滴が赤ちゃんに与える影響は?
つわりはどのくらい我慢すれば良い?
妊娠初期に我慢は禁物!