妊娠は喜ばしいものですが、妊娠に伴い起こる つわり と呼ばれる 症状 に直面することがあります。妊婦のおよそ9割とも言われるほどつわりを感じる人は多いのですが、中にはあまり感じない人もいるようです。
辛いつわりですが、これから赤ちゃんが育つために必要な胎内の環境を整えていると思えば頑張れますよね。
つわりの症状は人それぞれ
つわりにはどんな症状があるの?
つわりは妊娠6週目から7週目あたりに始まる人がほとんどです。妊娠10週目から12週目あたりでピークを迎え、胎盤が出来る妊娠16週目までには治まるようです。
しかし全員が治まるわけではなく、出産まで続く人もいます。前期につわりがなくとも、後期つわりというものもありますので、つわりとは非常に長い付き合いになる可能性があります。
代表的なつわりの症状は以下の通りです。
- 吐きづわり
- 食べづわり
- 眠気
これらに当てはまらなくても、なんとなく「体調が悪い・・・。頭痛がする・・・。」という症状もつわりの症状です。お腹を下しやすくなるのもつわりの一つだといわれています。妊娠中は、体に変化が起きやすい時期ですので、十分に注意し過ごしましょうね。
代表的なつわりの症状を詳しく説明
吐きづわり
あまり食べられなくなり、匂いなどの刺激だけでも吐いてしまう「つわり」ですが、赤ちゃんが大きくなるためにも食べられるものを探しましょう。
どのようなキッカケで吐き気が起こるのか徐々にわかりますから、ご家族の協力を得るようにしましょう。
食べづわり
とにかく何か食べていないと気持ち悪くなる症状です。ですから、ついつい食べ過ぎてしまい体重が増えすぎてしまうことがあります。なるべく低カロリーなものを選び、摂取するようにしましょう。
それでも、体重が増えてしまった場合は、「つわり」が落ち着いてから少しずつ体重管理に取り組みましょう。
眠気
どんなに寝ても、とにかく眠くてたまらない状態です。気付いたら夢の中にいるという感じです。ホルモンバランスが影響しているといわれています。とにかく寝る時間を作りましょう。仕事中など寝られない状態の場合、顔を洗ったりストレッチをしたり、飲み物を飲んだりしましょう。
その他、今までは気にならなかった食べ物のにおいや生活臭に嫌悪感を感じ吐いてしまうこともあります。頭痛や食欲不振、唾液が多く出るなど、ホルモンバランスによって様々な症状が引き起こされます。
また、つわりは一人ひとり症状や種類が違うものです。全員が、全員同じ症状ではありません。また、一人目を妊娠しているときと、二人目では、つわりの症状や種類もことなるようです。
入院することも!?
特に吐きづわりの場合、ほとんど食べ物を受け付けず体重がどんどん減少してしまうことがあります。
水分補給ができ、多少なりとも食事が摂れ、赤ちゃんも無事に育っているようなら一安心です。つわりが落ち着いてから栄養を補給するようにしましょう。
ですが、食べられず水分すら受け付けない状態の妊婦さんもいます。そのような状態を医学的に妊娠悪阻(にんしんおそ)と呼びます。病ではありませんが、場合によっては入院が必要になります。
危険な状態に陥った場合は、入院して点滴を受け経過観察などの措置を受けることがあります。入院期間も、人によりますが1~2か月入院する人もいるようです。
妊娠悪阻(にんしんおそ)は厳密には病気ではありませんが、医療保険が適応されますので、「つわりがひどいな。」と、感じたらすぐに医療機関を受診しましょう。
つわりは、人それぞれ症状が違います。早い段階で、つわりが落ち着く人もいますし、妊娠後期につわりになる妊婦さんもいます。中には、出産までつわりが続く妊婦さんもいます。
一人目の妊娠と二人目の妊娠でもつわりの症状は違います。症状がひどい場合は、「そのうち治まるだろう」などと甘く考えず、早めにお医者さんに相談しましょう。
まとめ
つわりの症状は人それぞれ
つわりにはどんな症状があるの?
入院することも!