妊娠すると嬉しいと思うのもつかの間、すぐにつわりが始まります。吐き気や嘔吐を伴う人もいて酷い場合だと食事や水分補給さえ一切できなくなります。中にはある時つわりが突然なくなる人がいます。つわりがなくなるとお腹の中の赤ちゃんは無事なのか心配になることでしょう。
今回はどうして つわり が 急になくなる のか、理由と対処方法について説明します。
どうしてつわりが急になくなるの?理由と対処方法
つわりはいつまで続くものなの?
つわりには個人差がありますが、大体妊娠5週くらいから始まって妊娠8週目から妊娠9週目頃にピークを迎えます。その後、妊娠12週から妊娠16週頃の安定期に入る時には多くの妊婦さんのつわりがおさまっていきます。
安定期に入る頃には胎盤が完成してきて体調もかなり落ち着いてきます。中にはつわりが妊娠後期まで続く人がいますが、異常ではなく個人差なのであまり気にしないようにしましょう。
勿論安定期につわりがおさまることも異常ではありませんのでこの時期につわりがおさまっても心配しないでください。
急につわりがなくなったら流産の可能性も
今まで感じていたつわりが急になくなった場合は、流産の可能性があります。特に自覚症状が少なくて感じにくいのは稽留流産です。稽留流産は胎芽または胎児がお腹の中で亡くなっているのにも関わらず子宮の中に赤ちゃんが残っている状態のことを言います。
つわりが急になくなった場合はお腹の中で赤ちゃんが亡くなっている可能性もあります。妊娠初期の流産は母体の原因ではなく染色体の異常などの細胞の原因でおこってしまうのです。自分を責めるのはやめましょう。
つわりがなくなったらどうしたら良いの?
急につわりがなくなっても必ず流産するとは限りません。中には急につわりがなくなっただけで赤ちゃんがお腹の中で元気に動いている人もいます。つわりがなくなった他に出血や腹痛がある場合はすぐに病院を受診しましょう。
つわりがなくなっただけで他に症状がない人も赤ちゃんは無事なのか非常に心配することでしょう。自分1人で悩んでいるとストレスになり、かえってお腹の赤ちゃんに良くないので心配ならかかりつけの産婦人科を受診して診てもらってください。異常がなければ安心することができます。
そもそもつわりの原因ははっきりしていない
つわりの原因はいろいろな諸説がありますがはっきりこれと言う原因は今の所わかっていません。ホルモンバランスの乱れや冷え、ストレスなどでつわりの症状が酷くなると言う話はあるものの、実際ストレスを感じてもつわりが軽い人もいるし重い人もいるし、まさに個人差と言えましょう。
原因自体はっきりしていないのでつわりが急になくなったからと慌てふためくことはやめましょう。お腹の中の赤ちゃんも母親の気持ちを感じ取り不安になってしまいます。つわりには個人差があると言うことをよく覚えておきましょう。
不安なら病院で心拍確認を!
急につわりがなくなった場合、病院を受診すると赤ちゃんの心拍を確認してくれます。心拍をまだ確認できていない段階で急につわりがなくなってしまった場合は切迫流産や稽留流産の可能性もあります。また子宮外妊娠をしている場合もあるので心拍をまずは確認してもらうようにしましょう。
つわりが急になくなる前にすでに病院を受診し心拍を確認できている場合は、流産の可能性は低いと言えます。心拍を確認できた後の流産の確率は5%しかありません。
しかし中には心拍を確認できていても稽留流産をしてしまっている場合もあるのでどちらにせよ病院を受信した方が良いでしょう。
急につわりがなくなったからと言って焦ることはありません。しかしいつまでも心配しているのも体に悪いので病院で診てもらいましょう。
まとめ
どうしてつわりが急になくなるの?理由と対処方法
つわりはいつまで続くものなの?
急につわりがなくなったら流産の可能性も
つわりがなくなったらどうしたら良いの?
そもそもつわりの原因ははっきりしていない
不安なら病院で心拍確認を!