つわりとは、月経予定日を2週間程度過ぎたころに起きる吐き気や食欲の低下、食べ物の好みの変化をいいます。つわりの原因ははっきり解明されていませんが、つわりが軽くなるコツがいくつかあります。
今回は、 つわり が 軽くなる 上手な乗り越え方を紹介します。
つわりが軽くなる4つの方法
つわりのときは食事量にこだわらない
つわりの一番特徴的な症状は吐き気ですが、食欲が低下することもつらいものです。つわりで食べ物が食べられないと、胎児の成長に影響が出るのではないかと心配する人が多いのですが、胎児に影響が出ることはありません。
つわりがあらわれる時期の胎児はとても小さく、必要な栄養分はほんのわずかなのです。そのため、つわり中の食事は母体のための食事と考えて量が必要とは考える必要はありません。
つわり中の食事は食べたいものを食べたいときに食べる、量は食べられるだけ食べると考えるといいでしょう。吐き気はお腹が空いている状態のときに強く感じます。常に少しでも胃の中に食べ物が入っているように間食をするようにしましょう。
これだけは食べられるものをみつける
つわりのときでも、「これだけは食べられる」というものを一つでも見つけておくといいでしょう。一般的に温かいものよりも冷たく口あたりのいいものが好まれます。
また、甘いお菓子よりも酸味のあるフルーツで水分が多いものがよいでしょう。つわり中の好みは個人差が大きいので自分好みの食材をできるだけ早く見つけるようにしましょう。なかなか食べられるものをみつけられないでいると、便秘になりさらにつわりの症状が強くなります。
水分が多い柑橘系のフルーツは積極的にとるようにしましょう。吐き気が強くなり、実際に吐いてしまうようになり水分も受けつけなくなったら治療を必要とします。入院し、点滴から栄養を摂取しなければなりません。
入院治療にならないように、つわりの早い段階から「これだけは食べられる」という食べ物をみつけるようにしましょう。
便秘にならないため、気分転換のために散歩をする
つわりの症状は気持ちの切り替えによって変わることがあります。体がだるく感じるため、家の中で過ごしがちですが、少しの時間でも外気に触れることで気分転換することができます。
また、つわりは便秘によって悪化する傾向があるのです。便秘は妊娠初期から多くの妊婦にあらわれる症状のひとつです。
便秘の原因はつわりで偏食になること、妊娠によって増えたホルモンが腸の動きを鈍くなるためなどが考えられますが、つわりによって運動不足になっていることが原因でもあります。便秘の予防のためにも気分転換のためにも適度な運動や散歩を取り入れてみるといいでしょう。
妊娠中は、軽度の便秘はほとんどの人が経験することですが、不快な便秘が続きつわりがひどくなるようであれば適切な治療を受けなければならないでしょう。下剤や浣腸薬は自己判断で使用せず、必ず医師に相談し処方してもらうようにします。
無理のない生活をする
つわりのときは無理をしないことがつわりを軽くする最大のコツです。十分な睡眠と休息をとり、過労にならないようにしましょう。早寝早起きを心がけ、夜に十分な睡眠時間が取れない場合は昼寝で補うようにします。
家事はとくに異常がなければ普段通りにこなしてもかまいません。近所への買い物程度であれば散歩にもなるので、積極的に行うことをおすすめします。ただ、疲れを感じたら休むこと、お腹に圧力がかかるような姿勢は避けるようにしましょう。
妊娠中は新陳代謝が盛んになります。気分転換のためにも毎日入浴するかシャワーを浴びて体を清潔に保つようにします。お湯の温度が熱すぎたり、長湯したりすると疲れを感じるため、気をつけましょう。
妊娠中は体型も大きく変化します。つわりの時期はまだお腹が出てくる時期ではありませんが、お腹を締める洋服は避け体も心も無理のない生活をすることが一番大切です。
まとめ
つわりが軽くなる4つの方法
つわりのときは食事量にこだわらない
これだけは食べられるものをみつける
便秘にならないため、気分転換のために散歩をする
無理のない生活をする