周りの人の話を聞くと「つわりが酷くて妊娠中は本当に辛かった」と言う人が多かったりします。でも自分はそんなに酷くもないし、少し眠さがあるくらい。他の人が言っていることと、実際に自分の状況が違うと、結構心配になりますよね。
つわり が 軽い のは何か原因があるのか、軽いと何か問題でもあるのか、知っておくことで安心できることもあります。
つわりが軽いからと言って悪いことには繋がらない
そもそもつわりとは
妊娠初期(妊娠1ヶ月~4ヶ月)の母体に起こる吐き気や嘔吐などの症状の事です。ホルモンの分泌の変化、今までなかった胎盤という機能ができる、胎児が育つなどいろいろ理由はあげられていますが、医学的に「つわりの原因」は証明されていません。
つわりは吐き気や嘔吐以外にもさまざまな症状があります。
どんなに食べても空腹を感じて気持ち悪くなる、異常な眠気に襲われる、においに敏感になる、唾液の分泌が多くなる、胃もたれ、胃痛、頭痛などもつわりの症状です。
つわりが軽いと病気なのか
つわりがあるのは赤ちゃんが元気に育っている証拠と言われます。逆につわりが軽いと赤ちゃんが病気なのか、と心配される人もいますがそんなことはありません。
つわりが軽いとダウン症かもしれないなどと噂されたりしますが、それは大きな間違いです。現につわりがなかった、軽かった、と言う人も元気な赤ちゃんを産んでおり、何事もなくすくすく成長しています。
生まれてからの発達速度が遅い、IQが低いなど心配になる噂もありますが、これはつわりが重かった人の場合でも言われていることです。
流産の可能性が上がる
つわりが重かった人に比べると、軽い人は流産率が3倍だという研究結果が出ているようです。あくまで可能性なのであまり気にしないようにしましょう。
流産をしていることに気付かない人は、つわりが軽くなり異変を感じて病院に行くこともあります。
男の子が生まれる可能性が高い
生まれる子が男の子か女の子か。とても気になる事ですが、残念ながらつわりの酷さで性別はわかりません。妊娠のジンクスとして広がっている噂です。
つわりが軽いと女の子の可能性が高いなど言われますが、医学的根拠はなく、つわりが軽かった人でも男女共に生んでいる人が沢山います。
ほぼ確実に知ることができるのは、16週頃からの胎児を妊婦健診で行うエコー検査(超音波検査)で確認する方法です。
難産の可能性がある
そんなことはありません。つわりと分娩に因果関係はないのです。難産になる理由も、母体の骨盤の幅や、胎児の大きさ、子宮口の柔らかさや陣痛の進み具合、出産回数など理由はさまざまです。
噂に流されないようにしよう
他にもつわりに関していろいろな噂がありますが、つわり自体、何が原因で起きるのか医学的に証明されていません。ですから、つわりが重い、軽いで母体や赤ちゃんにどう影響しているかも明確なことはわからないのです。
つわりが軽いことは、決して悪いことに繋がっているわけではありません。個人差があり、その人の体質にもよります。噂に流されて考えすぎてしまうと、それがストレスの原因になってしまいます。
つわりが軽いことはラッキーだと思ってください。しかし軽いからと言って妊娠していることには変わりありませんので、無理をしないようにしましょう。周りの噂に振り回されず、明るく楽しいマタニティライフを送ってください。
まとめ
つわりが軽いからと言って悪いことには繋がらない
そもそもつわりとは
つわりが軽いと病気なのか
流産の可能性が上がる
男の子が生まれる可能性が高い
難産の可能性がある
噂に流されないようにしよう