妊婦が妊娠初期に直面する悩みは「つわり」でしょう。多くの妊婦がなんらかのつわりに悩まされます。生命が宿っているとはいえ、つらいつわり。その つわり は いつから 始まり、いつごろ終わるものなのでしょうか。ポイントを押さえて上手に付き合いましょう。
いつからがつわりの始まり?上手に付き合おう
つわりってどういうもの?
つわりがなぜ起きるか、その原因は実は明確に解明されているものではありません。有力説として、妊娠すると発生するというhcGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が嘔吐中枢などを刺激している説、胎児を異物とみなしてアレルギー反応が起こる説があります。
妊娠初期に起こるつわりとしては、吐きづわり、食べづわり、においに敏感になる、眠気、などが多いです。
特に、吐きづわりは食べてもすぐに吐いてしまうものです。ですからそのつわりに直面している妊婦は胎児の重要な器官形成に悪影響を及ぼすのではと悩みますが、吐かずに食べられるものを食べられるときにしっかり摂るようにしていきましょう。
しかし、体重が5キロ以上減ったり、水分すらも受け付けなくなったりすると脱水症状を起こし母体も危険な状態になりますから、健診を待たずとも医師と相談してください。入院して点滴をする場合もあります。
いつ頃から始まるもの?
つわりは早ければ妊娠4週(1カ月)目頃から始まる人がいます。つまり、ほぼ生理予定日です。ですから、つわりが急に始まり検査薬を使わなくても妊娠に気付く場合もあります。そしてそのつわりのピークはおおよそ8~10週ぐらいで、胎盤が出来上がる16週ごろには落ち着くとされています。
しかしこのつわりというものは個人差があり、まったくつわりがない人もいれば出産するまで続いたという人もいるので一概には言えません。
しかし、残念ながらつわりは初期だけに起こるものではなく、中期や後期にもつわりに悩まされる人がいますし、出産する瞬間までつわりが続いたという人すらもいます。その理由としては、お腹が大きくなるにつれて胃腸が押されることやホルモンバランスの乱れによることなどが考えられます。
初期のつわりがない人もいる?
つわりは個人差があるものです。前述の通り、8~10週ぐらいをピークとして16週ぐらいでおさまるとされています。そして、産婦人科学会の資料によれば、初期につわりがある人は妊婦の50~80%にものぼるというデータがあるのです。
しかし妊娠していても全くつわりを感じずに以前と変わらない生活を送っている方も少なくないことは間違いないようです。しかし、つわりがないからといって喜んでばかりもいられないのが現実ですね。
つわりがない・・・赤ちゃんは大丈夫?
つわりがない人は20~50%というデータがあると述べました。しかし、昔からテレビドラマなどで、初期=つわりが苦しいものというイメージが強く植え付けられていますから、つわりがないというとどうしても赤ちゃんの生命力が弱いのでは?などとネガティブに考えてしまいがちです。
また、つわりがピタッと止まったと思ったら流産していたなどという経験談もありますから不安になるのも無理はありません。しかしこれも個人差や体質、栄養状態によるものが多いと考えられています。
産婦人科の健診をきちんと受け、問題がないと言われれば安心してマタニティライフを楽しむようにしましょう。経産婦でも、つわりは子供によってそれぞれ違うといいます。ですから、あまり思いつめないようにしていきましょう。
つわりを和らげる方法ってあるの?
つらいつわり、出来れば和らげたいですね。つわりのことばかり考えてしまいがちですが、ストレスが溜まっては赤ちゃんのためにもよくありません。まずはリラックスすることをお勧めします。
今は妊娠中の方向けのアロマオイルやハーブティなども多く発売されていますから、試してみるのも良いでしょう。そして家に閉じこもりきりではどうしてもつわりのことばかり考えてしまいます。
それではせっかくのマタニティライフが楽しくありませんから、どんどん外出して気分転換をするようにしましょう。もしくはとにかく寝てしまう、楽しいテレビドラマやDVDを見るなどもいいですね。
真面目な日本人にありがちですが、つわりのために家事や仕事が完璧に出来ず悩む方もいますが、今は完璧にこなそうと考えなくていいのです。ここは自分と赤ちゃんのために適度に省いていきましょう。
まとめ
いつからがつわりの始まり?上手に付き合おう
つわりってどういうもの?
いつ頃から始まるもの?
初期のつわりがない人もいる?
つわりがない・・・赤ちゃんは大丈夫?
つわりを和らげる方法ってあるの?