早い方ですと生理の遅れに気づいた頃からはじまる、つらいつわり。妊娠周期が進むにつれておさまってくるものです。しかし妊娠中期や後期に入ったのに、また つわり の ぶり返し が起こることも。なぜまたつわりがぶり返すのか、その原因や対策について知っておきましょう。
つわりがまた始まった!つわりのぶり返しって?
そもそもつわりの原因って?
食べると吐き気がする方、逆にいつも何かを食べていないと気持ちが悪くなる方など、つわりには個人により症状の違いがあります。何度も何度も嘔吐を繰り返すような、激しいつわりで悩む方も少なくありません。このつわりが起こる原因は一体どういった理由なのでしょう?
実は、つわりの原因は、医学的にはっきりと解明されていません。今現在、原因として考えられているのが、ホルモンバランスの急激な変化によるものだとする説です。
妊娠すると、女性の体のホルモンは急激に変化をします。赤ちゃんを元気に育てるための環境をつくるために、hCGホルモンが過剰に分泌されるようになるのです。このホルモンの変化に体が対応しきれずにつわりが起こると考えられています。
他にも、体を休めるべき時期なので、活発に活動できなくなるよう、体がそういった変化を起こすのでは、といった考え方もあります。いずれにしても、胎盤が出来上がる15週目ぐらいまでにはおさまってくる方が多いです。
落ち着いたつわりがぶり返すのはなぜ?
胎盤も出来上がり、おさまったはずのつわりが、また再発する原因はどういったことが考えられるのでしょう?ぶり返しのつわりは、赤ちゃんが大きく成長していることが原因と考えられています。
大きくなるにつれて、周りの胃や腸などの内臓が圧迫され、吐き気や胸のムカつきなどの症状があらわれるのです。そう考えると、ぶり返したつわりは赤ちゃんがスクスクと成長している証ともいえます。
体調がすぐれない毎日はつらいものですが、お腹の中で赤ちゃんが元気に成長していると思って乗り越えましょう!
つらいときはどうする?
そうはいっても、吐き気や胃のムカつきを抱えながら生活を送るのは大変つらいもの。この時期はどう過ごせば良いのでしょう。水分や食事などを全くとることができないほど辛い場合は、やはり病院に行きましょう。
つわりは病気ではない、といった認識があることで、病院に行くほどではないと判断してしまう妊婦さんもいるかもしれませんが、やはり何も栄養を摂取することができないことは、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても良くありません。
また、この時期まで赤ちゃんが成長していれば、飲むことができる薬の種類も増えてきています。つらいときは、我慢せずに病院に行くようにしてください。
食事や水分摂取は、一度にたくさんの量をとるのではなく、少量ずつ摂取するようにしましょう。赤ちゃんの成長により、胃が圧迫されている状態ですので、食事や水分は少しずつを心がけます。
ママが穏やかな気持ちで過ごすことが大切
つわりでつらい毎日は、心も沈み、お腹の赤ちゃんが心配になったりと、精神的にも不安定になってしまうかもしれません。そのような時期であっても、できるだけ毎日を穏やかに気分良く過ごせるようにすることが赤ちゃんとママにとっても大切なことです。
休みたいときには休み、食べたいと思うものを食べるなど、心にゆとりを持って過ごしましょう。赤ちゃんが産まれた後、ママは自分の時間を持つことができなくなってしまいます。お腹の赤ちゃんと2人だけで過ごす時間は限られています。
今だけしかできないことだと思うと、つらい時期ではありますが、そういった時期も愛おしく過ごせるかもしれません。
まとめ
つわりがまた始まった!つわりのぶり返しって?
そもそもつわりの原因って?
落ち着いたつわりがぶり返すのはなぜ?
つらいときはどうする?
ママが穏やかな気持ちで過ごすことが大切