妊娠するとママのお腹は徐々に大きくなり出産間近にもなると10キロ以上も体重が増加しています。10ヶ月間お腹の中で赤ちゃんはどのように成長していくのか、大きさは平均的か心配になります。
そこでお腹の赤ちゃんがきちんと成長しているか週数ごとの 胎児 の 大きさ についてご説明します。
妊娠中の週数ごとの胎児の大きさについて
胎児の大きさの測定について
妊娠すると妊婦さんは産婦人科で定期的に妊婦健診といって無料券を使い赤ちゃんの成長やママの体調などに異常がないか調べてもらうことができます。
そして超音波を使いお腹の中の赤ちゃんの異常や成長過程なども詳しく診察してもらうことができます。
ほとんどの妊婦さんは定期的に妊婦健診を受けていますがまれに妊婦健診を受けない方もいますので必ず受けるようにしましょう。
赤ちゃんの大きさの測定は身長と体重だけで決めるのではなく、超音波で赤ちゃんの頭の大きさBPD(真上から頭を見たときの一番横幅が長い箇所)、太ももの骨の長さFL(太ももの付け根部分から膝までの長さ)、お腹周りや面積などの数値を胎児体重測定式で計算して赤ちゃんの推定体重を測定しています。
そして胎児発育曲線というグラフでチェックして頂くと赤ちゃんが大きいのか小さいのかがわかります。
周期ごとの体重について
超音波で胎児の大きさを測定してもらいますが妊娠中期あたりから胎児の体重差が出始めてきます。
しかし胎児発育曲線で標準値内に入っていれば特に問題ないので気にする必要はないでしょう。心配な方は先生に相談したりするとよいでしょう。
それでは周期ごとのママの体の変化や胎児の平均体重をまとめてみましたので参考にしてみてください。
妊娠初期
4~7週
基礎体温が上昇し、早い人ではつわりが始まるころです。赤ちゃんは各器官が作られてくる時期でもあります。
- 身長約2、5cm 体重約4g
8~11週
つわりが一番辛い時期になります。胎盤がほぼ完成されてくる時期になり安定期に入ります。赤ちゃんは人間らしい形になり胎児と呼ばれるようになります。
- 身長約9cm 体重約20g
12~15週
辛いつわりが落ち着きママのお腹もふっくらして妊婦らしい体型になっていきます。赤ちゃんも性別がわかるようになり、手足の動きも活発になってきます。
- 身長約18cm 体重約120g
妊娠中期
16~19週
安定期に入り食欲が出てきたりお腹もふっくらして妊婦服が必要になってくる頃です。赤ちゃんは五感や脳神経などが発達してきます。
- 身長約25cm 体重約250g
20~23週
お腹がどんどん大きくなり腰痛やこむらがえりなどの症状がでる頃です。赤ちゃんは消化器や筋肉などが発達してきます。また胎動を感じ始める頃でもあります。
- 身長約30cm 体重約600~750g
24~27週
マイナートラブルが多くなってきたり便秘やトイレが近くなったりします。赤ちゃんは五感がさらに発達してきます。
- 身長約35cm 体重約1,000~1,200g
妊娠後期
28~31週
子宮が大きくなり胃が圧迫されるため食欲がなくなる人もでてきます。赤ちゃんは聴覚や味覚がほぼ完成される時期です。
- 身長約40cm 体重約1,500~1,700g
32~35週
子宮がさらに大きくなることで足の付け根が痛くなったりします。赤ちゃんは体に脂肪がつきます。
- 身長約45~47cm 体重約2,000~2,300g
36~39週
もういつ生まれてもいい時期に入りますのでお腹が頻繁に張ることが増えてきます。赤ちゃんも生まれるための準備に入りだんだんと下がります。
- 身長約50cm 体重約3,000~3,200g
妊婦健診の大切さ
妊婦健診で胎児の成長過程やママの体調など詳しくしることができます。健康な赤ちゃんを産むためにも妊婦健診はとても大切なことです。
胎児の体重も個人差がありますのであまり神経質になりすぎないようにしましょう。心配な方はその都度先生に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
妊娠中の週数ごとの胎児の大きさについて
胎児の大きさの測定について
周期ごとの体重について
妊婦健診の大切さ