胎動を感じるようになると胎児がお腹の中で生きていると感じられて嬉しいものです。胎児が成長するごとに胎動もハッキリとしてきます。
しかし、いつもと違う動きでは心配になるでしょう。 痙攣 のような動きをすることもあります。 胎児 のこの動きは何を意味しているのでしょうか。
胎児が痙攣?この震えは大丈夫?
胎動とは?
子宮内で胎児が動くことを胎動と言います。胎動を感じる時期は人それぞれですが妊娠4~5ヵ月で初めて胎動を感じたという人が多いようです。
「私は5ヵ月なのにまだ胎動を感じたことがない。」という方も不安に思う必要はありません。胎動を感じる時期が胎児の成長と関連するわけではありません。
ママの出産経験、体型、活発な子や大人しい子など胎児の性格などにより胎動を感じる時期や頻度は変わってきます。最初は腸の中で空気が動いたようなポコッポコッとした小さな動きと感じる人が多いようですので気づきにくいです。
しかし胎児の成長によりだんだん胎動が強く感じられるようになります。妊娠後期になると胎動が激しくて痛いと感じる人もいます。
胎児の足の形がわかるほど強く蹴られる、胎動の痛みでなかなか寝られないという人もいるほどです。
いつもと違う?痙攣のような動き
ポコッと動く胎動ではなくブルブルと携帯電話のマナーモードのような動きを感じることもあります。胎児が痙攣しているように感じられるため心配になる人もいるでしょう。
この動きには3つの原因が考えられます。
胎児のおしっこ
「胎児がおしっこをするの?」と驚く人もいるでしょう。胎児は子宮内の羊水を飲み排出しています。胎児は羊水を飲むことで呼吸の練習をしています。飲んだ羊水はおしっことして排出されるため、その時にブルブルと震えているのではないかと考えられています。
子宮の痙攣
その震えは胎児ではなく子宮の動きかもしれません。突然まぶたがピクピクと痙攣しているような動きをしたことはありませんか?自分の意思ではどうしようもなく、しばらくピクピクした動きが治まらないという経験はありませんか?
子宮でもこのまぶたで起こるような動きが起こり得ます。子宮は筋肉でできており一時的に痙攣のような動きをすることもあると考えられています。
胎児が細かな動きをしている
胎児が手足を同時に動かしているなどが考えられます。
痙攣のような動きは胎児が「僕(私)は今日も元気だよ!」とメッセージを送っていると考えられます。「痙攣している?赤ちゃんは大丈夫?」と不安になる必要はありません。
しかし、胎動と同時に痛みや出血がある場合はすぐに産婦人科を受診しましょう。
胎動カウントで胎児の動きをチェック
胎動カウントとは10回胎動を感じるまでにかかる時間を測定することです。産婦人科の方針によっては妊娠後期になると胎動カウントをするように勧められるかもしれません。
これは胎児との時間を持つだけでなく胎児の異常を一早く発見するために大切なことでもあるのです。妊婦検診ではエコーで胎児の様子を詳しくみることができますが、日々の生活では胎児の異常に気付きにくいです。
胎動カウントをして「今日はいつもよりだいぶ時間がかかるな」と感じることがあれば産院に連絡しましょう。
胎動がないのは危険なサイン
心配すべきなのは胎動がない場合です。頻繁に胎動を感じていたにもかかわらず胎動を感じなくなったという場合は胎児に何らかのトラブルが発生している可能性があります。胎児の心拍が低下している可能性もあるため、すぐに産婦人科を受診する必要があります。
妊娠22週を過ぎても一度も胎動を感じられない、または以前は胎動を感じていたが感じられなくなったという人はすぐに受診しましょう。
まとめ
胎児が痙攣?この震えは大丈夫?
胎動とは?
いつもと違う?痙攣のような動き
胎動カウントで胎児の動きをチェック
胎動がないのは危険なサイン