妊娠をしてお腹が徐々に大きくなってくると赤ちゃんがお腹の中で育っていることを実感できることでしょう。しかし胎動を感じるようになるともっと赤ちゃんを身近に感じることができます。インターネットなどで「胎動でダウン症がわかる。」などの噂が流れているのを見て心配になる人も多いかと思います。
今回は 胎動 で ダウン症 がわかるのか、特徴と関係は何かを説明します。
胎動でダウン症がわかる?特徴と関係は?
そもそも胎動って何?
胎動は早い人だと妊娠20週を過ぎた頃から感じることができるものです。赤ちゃんは週数が進むに連れて手や足、脳などの体の機能が発達してくると、動きもどんどん大きくなります。
手足を動かしたり体全体を回転したりと何かとせわしなく動く赤ちゃんが子宮壁に触れる時に胎動はおこります。最初は動きもわからないので痙攣しているように感じたりポコポコと音がするような感じがしますが。徐々に胎動がわかってきます。
ダウン症の胎児の特徴は?
ダウン症の胎児の特徴をいくつか紹介します。
1つ目は心臓異常です。ダウン症の胎児は心臓が小さく、心拍が異常に高い場合があります。4Dエコーなどで発見できる可能性があります。
2つ目は手足が短いことです。妊娠の後期になるとエコーなどでも確認できるようになります。ダウン症の胎児は発達が遅いため手足が短いのです。
3つ目は首の後ろの浮腫です。首の後ろに浮腫があり、厚さが6ミリの場合はダウン症の疑いがでてきます。
赤ちゃんの胎動が弱かったり少ないとダウン症?
多くの人が聞く噂が「赤ちゃんの胎動が弱かったり、少なかったりするとダウン症だ。」と言うものではないでしょうか。この噂はダウン症の子供の特徴に、筋肉が少ないことや弱いと言うことがあげられるからです。
このためダウン症の子供は力が弱いため、子宮壁にぶつかる回数も力も強くないので、胎動を感じにくいと言う噂が広まったと考えられています。しかし、胎動の弱さはダウン症とは関係ないと言われています。医学的に根拠は全くないのです。
胎動とダウン症の関係性はある?
胎動の強弱などはダウン症と関係はあるのかと言うと、現代では医学的根拠はないと言われています。ダウン症だから胎動が強い、弱いということは全く関係ないのです。
胎動は赤ちゃんの個々の成長によっても強弱がありますが、他にも羊水の量や、妊婦さんの皮下脂肪の量によっても感じにくかったり、感じやすかったりします。胎動が強いから、または弱いからと言ってダウン症の可能性があると言うことは全く関係がないのです。
ダウン症か調べたかったら?
もし胎動が弱くて気になると言う人がいるなら、ダウン症かどうかを調べる検査方法があるので病院で検査をしてみましょう。検査方法は4つあります。
1つ目は羊水検査です。お腹に注射をして胎児の細胞をとり、ダウン症かを調べます。
2つ目は絨毛検査です。胎盤が完成する前に絨毛に駐車をして検査を行います。絨毛検査でダウン症かわかる確率は99%と言われています。他の検査と比較すると絨毛検査は高額になりますが、高い確率で知ることができます。
3つ目は超音波検査です。3Dエコーや4Dエコーなどで胎児の体に異常がないかを調べていきます。リスクが少ないので希望する人が多いですが、確実に調べるなら他の検査も併用した方が良いでしょう。
4つ目はトリプルマーカーテストです。妊婦さんの血液を摂り、赤ちゃんが正常かどうかを調べていきます。
胎動ではわからないのでしっかり検査をしよう
胎動だけではダウン症かどうかはわからないので、気になる人は検査をするようにしましょう。
まとめ
胎動でダウン症がわかる?特徴と関係は?
そもそも胎動って何?
ダウン症の胎児の特徴は?
赤ちゃんの胎動が弱かったり少ないとダウン症?
胎動とダウン症の関係性はある?
ダウン症か調べたかったら?
胎動ではわからないのでしっかり検査をしよう