十月十日の妊娠生活ももうすぐ終わり…初めての出産を目前に、赤ちゃんに会えるという期待感と共に、陣痛はどんな感じなのか、出産することについての不安もあると思います。
自然分娩、計画分娩の人、無痛分娩の人、また帝王切開の人も、入院のタイミングや入院日数、出産方法に違いはあっても、赤ちゃんを産んで一定期間病院で過ごすことに変わりはありません。いざ出産する時に焦らない為に、 入院 、 出産 する時の準備についてみてみましょう。
初めての出産、入院する時の心得
入院準備品をまとめておく
一般的に個人が用意するものは以下の通りです。分娩時に必要なものは入院セットとして、病院で配布される場合もあるので、事前に準備品を確認しておきましょう。妊娠36週位には入院準備品を揃えて、鞄に入れておきましょう。
事務手続きに必要なもの
母子手帳、 健康保険証、 診察券、印鑑
分娩時にあると便利な物
ストロー付飲み物、うちわ、テニスボール(陣痛時の痛み逃しに)、軽食(ゼリー飲料などを手軽に食べられるもの)、靴下(冷え予防に)
入院中に必要なもの
洗面用品(旅行の時に揃えるような洗顔、歯ブラシ、シャンプー、リンスなど)、産褥ショーツ、授乳しやすい下着(ハーフトップや授乳ブラなど)、母乳パッド、ガーゼ、タオル数枚、さらしの腹帯、またはウエストニッパー(産後専用の補正ガードル)、おしりふき
退院時に必要なもの
赤ちゃんのお洋服、おくるみ、ママが退院時に着る服
入院中のパジャマ(入院着)や赤ちゃん用品は病院側で一律に用意される場合が多いですが、クリニックによって内容は変わってきます。
他にあるといい物として、授乳クッションやドーナツクッションなどがあります。病院で借りられる場合もありますが、退院後も使うことを考えて用意しておくといいかも知れません。
退院後に使う育児用品を用意しておく
退院後、赤ちゃんを連れて家に行きますが、すぐに必要になる物は以下の通りです。
- オムツ、哺乳瓶、 粉ミルク、おしりふき、 赤ちゃんの寝具、沐浴用品、ベビーローション等
すぐに赤ちゃんとの日常生活が始まります。最初は出産の疲労と慣れない授乳でへとへとになります。妊娠中に揃えておくといいでしょう。
入院手順を確認
いざ入院という時には、落ち着いているようでも気持ちが高ぶっていて準備できないと思います。入院手順を前もって紙に書いておくようにしましょう。緊急連絡先も紙に書いて見える場所に置いておくといいでしょう。
自然分娩の人は、以下の場合に入院のタイミングを計りましょう。
- おしるしがあったかどうか。おしるし(陣痛の前にみられる場合が多い少量の出血)
- 陣痛が10分間隔になったかどうか。(経産婦は15分間隔)
- 破水したかどうか。
おしるしがあった場合は陣痛が始まるサインです。2番と3番があてはまる場合はすぐに病院に連絡して入院することになります。家族やパートナーに付き添ってもらいましょう。
素晴らしい瞬間を一緒に
陣痛の進み具合は人によって変わってきます。終始辛い痛みが続くわけではなく、じわじわと陣痛の間隔が狭まってきて出産に臨むのです。陣痛が一気に進む人もいますが、微弱な場合は出産までに時間がかかるでしょう。
そのため合間に一息ついて食事したりおしゃべりしたりする時間もあります。少しでも力を抜いて出産できるように、好きな音楽などを持参して聞くのもいいかもしれません。また、一番の支えはパートナーや家族の存在です。
出産方法は多様化していますが、どんな産み方にしろ、ママが一人で抱えこむことがないように、同じ痛みは体験できないにしても出産の大変さと感動を共有できるように、できればパートナーに立ち会ってもらいましょう。一生忘れることのない素晴らしい瞬間を分かち合えるといいですね!
まとめ
初めての出産、入院する時の心得
入院準備品をまとめておく
退院後に使う育児用品を用意しておく
入院手順を確認
素晴らしい瞬間を一緒に