初産であるならば誰もが 出産 や陣痛に不安を感じているものです。面白いことに一度出産すると、どんなに難産であっても半数の人がもう一度出産したいと思うようです。
もちろん赤ちゃんが可愛いというのが最大の理由ですが、中にはマタニティ期から出産の経験をもう一度したい、出産した時気持ちよかった、と感じる方もいるようです。陣痛や出産は決して 怖い というだけのものではないようです。
案ずるより生むが安し！出産を怖いと感じる人へ
出産の流れ
あなたは出産の何が怖いと感じていますか？人は未知なものに対して怖いと感じるようにインプットされています。出産の流れを知ることでほんの少し気持ちを楽にしていきましょう。
通常出産は「おしるし→陣痛→出産」という流れになります。または「破水→陣痛→出産」となる方も。そしておしるしや破水がなく「陣痛→出産」となるケースもあります。おしるしや破水に痛みはないので、チクチクと痛み出すのは陣痛がはじまってからとなるのです。
陣痛の痛みは人それぞれ、その長さも人それぞれです。しかしほとんどの人は、初めはしばらくチクチクとした痛みしか感じません。もしあなたが一人の時に陣痛が始まってしまっても怖がる必要は全くありません、落ち着いて病院に電話したり、家族に連絡を入れたり出来るでしょう。
痛みへの不安
出産の痛みを乗り切れない人はいません。痛みは永遠に続くものではなく産めば終わるからです。陣痛がはじまった時、痛みを逃す方法は色々あります。うずくまったり、壁を押したり、腰を擦ってもらったり、色々試してみて下さい。これが楽になるというものが見つかれば陣痛が少し楽になるでしょう。
そして痛いからといって抵抗すれば抵抗するほど、痛みというものは増していくもの「痛い」という事を受け入れ、体の力を出来るだけ抜いてみましょう。痛みの最中に力を抜くのは難しいかもしれません、大切なのは呼吸です。呼吸に意識を向けることで自然と力は抜けてくるはずです。
そして出産時の痛みは、正直あまり感じないという方が多いようです。もちろん無痛ではありませんが、会陰切開などは通常時考えられないことですが、それまでの陣痛の痛みに耐えてきたママにとっては、たとえハサミで切られても痛みに麻痺してしまって感じなかったと言う方が多くいます。
陣痛の波が狭くなり、痛みと痛みの間に休憩が出来なくなってきたらいよいよです。医師や助産婦さんがもうすぐだと声を掛けてくれます。赤ちゃんが頭を出したらあとはリラックス。その後は多少痛いと感じる程度で赤ちゃんは産まれます。逆を言えば「出たぁ」という気持ちよさを感じるでしょう。
出産までの過ごし方
どんどん近づいてくる臨月を目前に、一体どんなことをして過ごせば心が落ち着くのでしょう。お勧めの過ごし方をあげてみます。
- あなたが不安に思うこと、わからない事はドンドン調べて先輩ママやお医者さんに話を聞きましょう。知るということは不安が消えると言う事につながります。
- 陣痛や出産の痛みが怖いと感じているのなら、少しでも痛みを軽くする努力をしてみるのもいいでしょう。手段としてはマタニティヨガをお勧めします。出産に必要な体力もつき、不安定な精神状態も整えてくれます。心と体を柔軟にすることで出産は思っているより楽なものに感じるのではないでしょうか。
- 赤ちゃんのグッツをそろえてみる。赤ちゃんに出会う幸せを感じていればどんな苦難でも乗り越えられます。
- 出産のシミュレーションをする。出産イメージを繰り返し予習する事で本番を落ち着いて向えられるようになります。
- 入院、出産準備を整えておく。いつ陣痛が来てもいいように前もって準備する事で不安な心も落ち着くでしょう。
- 同じ妊婦さんと話をする。病院や地区のイベントなどで知り合った妊婦さんと不安な事を話し合う事で、気持ちが楽になると言う事もあるようです。
- お腹の赤ちゃんに話しかける時間を持つ。出産間近の赤ちゃんはしっかりママの声を聞いています。一緒に頑張ろうと赤ちゃんを励ましてあげましょう。
無痛分娩という選択
もしあなたが痛みへの恐怖を捨てきれないなら無痛分娩を選択するという手もあります。全く痛みを感じないと言うわけではありませんが、かなり痛みは緩和されます。無痛分娩はともすれば批判されてしまう事もありますが、ストレスを抱えたまま過ごすのであれば無痛分娩を選択し、安心して幸せに過ごしていた方が、何倍も素敵な時間をお腹の赤ちゃんと共有できるのです。無痛分娩の利点をあげてみます。
- 痛みを軽減してくれる
- 赤ちゃんへの薬の影響は殆どない
- 痛みへのストレスがない
- 産後の体力を残して置けるので育児が楽
中には無痛分娩で出産の際、産んだという気がしなかった。次回は自然出産がいい。というママさんもいるほどです。あなたが怖いというストレスに悩んでいるのなら無痛分娩という選択肢を考えてみるのもいいかもしれません。
出産はあなただけのものではありません。お腹の赤ちゃんはあなた以上に辛い思いをして外に出ようとしています。あなたに会うために狭い産道に無理矢理頭を通され、苦しい思いをして頑張って産まれてくるのです。痛みを怖いと思っているのは赤ちゃんも一緒だと事を忘れないように。赤ちゃんと一緒なら出産はきっと乗り越えられるはずです。
まとめ
案ずるより生むが安し！出産を怖いと感じる人へ
出産の流れ
痛みへの不安
出産までの過ごし方
無痛分娩という選択