出産 の 兆候 には、マタニティ雑誌でよく目にする「おしるし」「破水」以外にも、微妙な感覚の「なんとなくいつもと違う」兆候が多くあるのをご存知でしょうか。
もうすぐ会える?出産の兆候とは
「なんとなくいつもと違う」は重要なサイン
出産経験者の中には、この微妙な身体の変化を出産の兆候と気付かず、陣痛が始まって初めて「なんとなくいつもと違ったアレが出産の兆候だったのか!」と自覚する人も多いのです。その繊細な変ゆえに、見逃しがちな兆候の例をいくつかあげてみましょう。
なんとなく、いつもより眠い
比較的多くの出産経験者が体験しているのが睡眠に関する兆候です。妊娠中はトイレが近くなり夜に熟睡出来なかったり、大きなお腹で体力を消耗する事から睡眠の変化がよくみられます。ですが出産の兆候の睡眠の変化には、それまでの原因とは全く違う、ホルモンの働きが深く関わってきます。
出産間近になると、女性ホルモンの一種エストロゲンが多く分泌されるようになり、その作用で睡眠はより浅く短くなります。夜は熟睡出来なくなり、そのせいで日中に眠気を感じるようになります。これから子育てをする母体を新生児の生活サイクルにより近付け、身体は産後の準備を自然に、スムーズに変化しているのです。
なんとなく、いつもより食欲がある
体重制限をきちんと守り、食欲と戦ってきた妊娠期間。しかし急に自分を抑えられないくらいの食欲が湧き、いつもの何倍も食べてしまった。精神的なストレス?身体に悪影響はない?実はこれも出産の兆候のひとつとして、多くの方が経験しています。
お腹の中の赤ちゃんが出産の準備で下がり、その影響で胃の圧迫がなくなり、急に食欲が湧いてきます。出産は人生最大の大仕事、必要な体力は想像以上です。食事も出来ないまま数時間、人によっては数十時間出産に挑まなくてはなりません。出産前に必要なエネルギーを蓄えるのは、妊婦さんにとって最も重要な準備のひとつです。
なんとなく、いつもよりお腹が張る
わかりやすい出産の兆候ですが、悩める兆候のひとつでもあります。妊婦さんにとって、お腹の張りが気になる程度で病院に行っていいのか悩むところではないでしょうか。しかし痛みをそれほど感じていないのに受診したら子宮口がかなり開いていた、なんて事も少なくはないのです。特に前駆陣痛は人それぞれで、気付かず過ごしてしまう人もいます。張りは感じやすいサインですが、見逃しやすいサインでもあります。少しでも張りが気になったら、担当医に相談しましょう。
この他にも出産の兆候は一人ひとり違い、また経産婦でも出産の度に違います。微妙な身体の変化は、妊婦さん本人しかわからないところ。「なんとなくいつもより」の変化を感じたら、既に身体の中は出産や子育てに向けて静かに準備を始めています。
まとめ
もうすぐ会える?出産の兆候とは
「なんとなくいつもと違う」は重要なサイン
なんとなく、いつもより眠い
なんとなく、いつもより食欲がある
なんとなく、いつもよりお腹が張る