「赤ちゃんを迎える準備は整っているけれど、一体いつ?」とやきもきした気持ちでいるママ達は多いはずです。予定日を過ぎてしまうと余計にそうでしょう。出産前に身体はサインを出してくれます。それが 出産の兆候 です。どのようなものがあるのでしょうか。
体調が変わった!これって出産の兆候?
わかりやすい兆候
出産の兆候には分かりやすい兆候と、あとから考えればあれは出産の兆候だったのかなという分かりにくい兆候があります。わかりやすい兆候は以下の3つがあげられます。
おしるし
出産近くにトイレへ行って薄い出血が出ていたらそれはおしるしの可能性が高いです。
おしるしとは子宮口が開いてきて胎児が下がってくると、胎児を包んでいる卵膜が子宮壁から剥がれて出血することです。おしるしがあると胎児が子宮口あたりまで下がってきているサインです。
破水
陣痛が起こり破水をし出産に至るという順番の人が多いのですが、先に破水から始まったと言う人も多くいます。破水には低位破水と高位破水があります。
水風船がはじけるようにドバッと羊水が大量に出る破水は低位破水、尿漏れかなというようにチョロチョロと少量ずつ流れ出る破水が高位破水です。どちらにせよ破水が起こるとその後陣痛が始まりますので、すぐに産院に連絡しましょう。
羊水で汚れた身体を洗いたいと思うかもしれませんが、破水すると感染症に気をつけなければならないため、決してシャワーなど浴びてはいけません。破水から24時間以内に陣痛が起こらなければ陣痛促進剤を使用する産院が多いようです。
前駆陣痛
前駆陣痛とは不規則なお腹の張りや痛みが続くことです。本陣痛ほどの痛みはなく生理痛のような痛みだと言われています。ただし出産予定日の2週間前に前駆陣痛が来たのになかなか本陣痛にならず予定日を超えての出産になったという人もいます。
前駆陣痛は必ずくるものと思い、前駆陣痛だと思い込んで放っておいたら本陣痛だったというケースもあります。痛みが続くような場合は必ず時間を計りましょう。
わかりにくい兆候
食欲が増す
胎児が下がってくると胃や胸の圧迫感がなくなります。これにより食欲が増してつい食べ過ぎてしまう傾向にあるようです。食べたいだけ食べるのではなく、バランスを考えて食べ過ぎには注意しましょう。
トイレ事情が変化
胎児が下がってくると膀胱を圧迫します。それにより頻尿や残尿感があるでしょう。また、胎児が下がることで腸を圧迫し便が出にくくなり便秘になる場合があります。
逆に便通が良くなる、下痢気味になる場合もあります。これは分娩前には黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌が弱まることが原因だと考えられています。プロゲステロンには腸の働きを弱める作用があります。
プロゲステロンの分泌が弱くなることで便秘の人は便通が良くなり、普段から便通の良い人は下痢気味になるのです。
眠気
夜眠ってもすぐに起きてしまうことがあります。これは大きなお腹で寝がえりしづらいから、トイレが近くて起きてしまうからという理由があります。
その他に出産間近になると卵胞ホルモンであるエストロゲンが盛んに分泌されるため夜眠りにくいという理由もあります。これは赤ちゃんが生まれると2~3時間起きに授乳しなければならないためその練習ではないかと考える人もいます。
夜眠れないため昼間に強い眠気を感じる人が多いです。昼間寝てしまうと夜眠れないからと我慢するのではなく、眠い時は眠りましょう。
オリモノが増える
出産間近になると卵胞ホルモンであるエストロゲンが活発に分泌されます。エストロゲンは胸の発育、色素沈着、オリモノを増加させる作用があります。オリモノが増える理由は胎児が産道を通りやすくするためだと考えられています。
なんとなく生まれる気がする
虫の知らせとも言うのでしょうか、出産前に「なんとなくそんな気がする」「赤ちゃんが生まれる夢を見た」という人もいます。ママでなくパパや自分の家族がそのような夢を見たりそう感じることもあるそうです。
出産の兆候はひとそれぞれ
当てはまる項目はあったでしょうか?自分では気づいていなかっただけで出産の兆候がある人もいるかもしれません。しかし、出産の兆候はたくさんありますが、誰しも必ず起こるわけではありません。
また、その兆候が出産にすぐに結びつくわけでもありません。出産の兆候がない、兆候はあるのに陣痛がこないと焦る必要もないのです。お腹の赤ちゃんは必ず生まれますから、その日を穏やかに待ちましょう。
まとめ
体調が変わった!これって出産の兆候?
わかりやすい兆候
わかりにくい兆候
出産の兆候はひとそれぞれ