新生児の赤ちゃんは、普通は日に何回も排便があります。その為1日に何度もオムツを変えなければならず、結構大変です。しかし逆に、そんな赤ちゃんの便の回数が急に減る、または便が何日も出なくなってしまうと、心配になってしまいます。実は、新生児でも便秘になることがあるのです。
ここでは 新生児 の赤ちゃんの 便秘 の原因と対処方法を見てみましょう。
何日も出ない悩み…新生児の便秘と対処方法
便秘かどうかの判断
新生児期は、通常ゆるい水溶状の便を日に5~7回位します。多い子では10回位することもあります。色は母乳とミルクの子で変わってきますが、黄色や緑色が多いです。月齢が進むにつれて、うんちの回数は減り、色や形状も変わってきます。
便秘かどうかを判断する前に、いつもの排便習慣を観察しておくことが大切です。日に何回位どんな便をしているのかを、オムツ替えの時に見ておきましょう。また、排便時の機嫌も要チェックです。
便秘になると大人でもそうですが、お腹が張って苦しくなることがありますが、新生児の赤ちゃんも同様に機嫌が悪くなったり泣いたりすることがあります。
普段1日に数回うんちをしていた子が、毎日ではなく2~3日に1回、またはそれ以上の間隔になった場合や固い便をし始めた場合は便秘を疑いましょう。
便秘の原因
便秘の原因を探る為に、授乳回数や飲む量が足りているかを確認してみましょう。大人もそうですが、水分が不足すると便秘になりやすくなります。また、赤ちゃんのいる部屋は暑すぎず、寒すぎない温度がベストです。
赤ちゃんが暑くて汗をかいている場合は、水分不足に陥り便秘を引き起こすことがありますし、寒くても、体が冷えて体調が悪くなると便秘になることがある為です。他に、体調を崩した後や下痢から回復した後なども、腸内環境が良くない為便秘になる場合があります。
ミルクの子
母乳の子よりもミルクの子のほうが便秘になりやすいと言われることがありますが、最近のミルクは母乳に近い製品が多く一概にそうとは限りません。しかし、ミルクに含まれる成分が赤ちゃんに合っていない場合、便秘になることがあります。
ほかに便秘の要因が見つからない場合は、ミルクが赤ちゃんに合っていない可能性を探ってみましょう。ミルクの成分は製品によって変わってくる為、ミルクの銘柄を変えたら便秘が治る場合があります。
母乳の子
母乳で育っている赤ちゃんの場合、母乳の成分が原因で便秘になることがあります。母乳はママの血液から作られる為、ママの食生活が影響してきます。
ママが乳製品や肉類を多く食べていると、脂肪分の多い血液から母乳が作られ、赤ちゃんも脂肪分の多いドロドロとした母乳の飲むことになり、便秘になることがあるのです。
脂肪分の多い母乳は赤ちゃんにとっておいしくない母乳で、敏感な子は母乳の質が悪くなると飲みたがらない子もいます。また、ママが水分不足の場合も母乳に影響してきます。
よくあるケースですが、ママが便秘になると、赤ちゃんも便秘になることがあります。この場合は、ママが食生活を見直して食物繊維の多い食事を積極的にとることで、赤ちゃんの便秘を改善させることができるのです。
便秘解消方法
腹筋が弱い新生児期の赤ちゃんが便秘で苦しそうにしていると、見ているママも辛いことでしょう。しかし原因さえ分ければ、ちょっとした工夫で 改善できます。水分不足が原因なら、母乳やミルクの量を増やす、場合によっては白湯を飲ませてみるといいでしょう。
便を出すタイミングを逃してお腹に溜まってしまったなら、体の外側から刺激してあげることをお勧めします。まず、お腹を優しくマッサージします。方法としては、「の」の字を描くようにお腹をマッサージしてあげましょう。
また、綿棒の先にベビーオイルをつけて、肛門部分を刺激してあげる綿棒浣腸も効果的です。赤ちゃんが仰向けに寝た状態で、両足をもって自転車のペダル漕ぎをするとうに股関節を動かしてあげるのもいいでしょう。
新生児は腸が未発達の為、些細なことで便秘になりやすいものです。色々試して最適な解消方法を見つけてあげましょう。
まとめ
何日も出ない悩み…新生児の便秘と対処方法
便秘かどうかの判断
便秘の原因
ミルクの子
母乳の子
便秘解消方法