胎児や赤ちゃんなどの 心拍数 は大人と比べると高い状態であることが一般的です。
赤ちゃんは1日のなかで心拍数の変動が大きいといわれていますが、心拍数が 低い 場合にはどのような原因があるのでしょうか。
また、どのくらい心拍数が低くなると胎児や赤ちゃんに異常がおきているのでしょうか。
胎児や赤ちゃんの心拍数が低い原因は?
胎児や赤ちゃんの心拍数の平均
胎児や赤ちゃんの心拍数はだいたい1分間に約160回ほどと大人と比べると格段に多いことがわかります。
そのため、自分と比べてしまうと心拍数が多く驚いてしまうかもしれませんが、特に問題はありません。胎児の心拍数は大きな変動は少ないとされていますが、赤ちゃんの場合、1日のなかで大きな変動があることがわかっています。
心拍数が低くなる原因
赤ちゃんが心拍数が低くなる原因として考えらえれるのは寝ている状態が考えられます。赤ちゃんが寝ている場合、だいたい心拍数は1分間に約120回ほどに減ります。
身体がリラックスしているため、起きているときと比べると心拍数は下がり、少ない心拍数でも身体全身に血液がいきわたります。
赤ちゃんの場合、寝ている間だけ心拍数が下がることは特に問題はありませんが、おきている間に少しずつでも心拍数が下がっていくなどがおきてしまうと心臓に異常がおきている場合があるので、病院で検査をすることが必要になります。
胎児の場合、エコー検査などで心拍数が毎分110回を切ってしまうと胎児不整脈の可能性が高くなるため、詳しく検査をする必要があります。
心拍数が少しでも少なくなってしまうと心配になってしまいますが、多少のズレである場合は追加で検査をすることがあるかもしれませんが大きな心配は必要ないといわれています。
しかし、お腹のなかの赤ちゃんの命に関わってくることもあるため、検査をしておくことはおすすめします。
担当の医師にどのような状態なのかをきちんと聞いておくことで少しでも不安を解消することができます。
心拍数が高いことも
赤ちゃんや胎児の心拍数が低いこともあれば、反対に心拍数が高い状態になってしまうこともあります。心拍数が高い場合には胎児不整脈の場合や細菌感染が疑われることがあります。
赤ちゃんや胎児はもともと心拍数が高いため、大きな心配をすることはありませんが、安静時でも心拍数が毎分160回を超えてしまうと心拍数が高い状態にあります。
万が一、心拍数が高い状態で胎児不整脈や細菌感染が発覚した場合には命に関わることもあるため、はやめの治療が必要です。赤ちゃんの場合には毎日生活するなかで様子をみていると気がつくこともあれば、胎児の場合にはなかなか気がつくのも難しい場合があります。
そのため、間違っていたとしても、なんらかの異変を感じた場合にはすぐに病院で相談してみることをおすすめします。
子供の“いつも”の状態を知る
胎児の場合には難しいことかもしれませんが、赤ちゃんのいつもの正常な状態を把握しておくことで心拍数の異常にいちはやく気がつくことができます。
赤ちゃんの心拍数は寝ているとき、起きているとき、泣いているときなど1日のなかで大きく変動します。
そのため、心拍数の異常なスピードに気づくのが遅れてしまうこともあるかもしれません。
毎日一緒に暮らしているなかで、寝ているときの心臓の速さはだいたいこれくらい、泣いているときや興奮しているとき、安静にしているときなど1日のなかでどれくらい心拍数に変化があるのか、いつも心拍数はどれくらいなのかなど、その子の平均を知っておくことも必要です。
子供はそれぞれ心拍数が変わってきます。周りの子と自分の子では心拍数が違います。そのため、いつもと違うと感じた場合には病院へいってみることをおすすめします。
まとめ
胎児の心拍数が低い原因は?
胎児の心拍数の平均
心拍数が低くなる原因
心拍数が高いことも
子供の“いつも”の状態を知る