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子宮内胎児発育遅延について知り、妊娠・出産に臨みましょう

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妊娠の発覚に喜び、10カ月後に元気な我が子に会える楽しみを胸に妊娠生活を送ることでしょう。そんな中、妊婦健診で 子宮内胎児発育遅延 を指摘されることがあります。

今まで幸せに送っていた妊婦生活が一気に不安に変わります。まずはどういうものかを知り、今からできることを実践しましょう。


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子宮内胎児発育遅延について知り、妊娠・出産に臨みましょう


- 目次 -

  • 子宮内胎児発育遅延とは
  • 子宮内胎児発育遅延の分類
  • 子宮内胎児発育遅延の原因
  • 子宮内胎児発育遅延の治療法
  • これから妊娠を希望する方へ

子宮内胎児発育遅延とは

子宮内胎児発育遅延(IUGR)は何らかの発育を抑制する因子により、子宮内の胎児の成長が妊娠数週相当の胎児の大きさから遅れたり、停止した状態をいいます。全妊娠の約8~10%を占めているといわれています。

また、身体の大きさが小さいだけではなく、あらゆる臓器の機能的発達が未熟であることが多いため、新生児罹患率や死亡率が正常妊娠時に比べ増加します。出生後も低体温や低血糖などの発生リスクが高いといわれています。

子宮内胎児発育遅延は妊娠中期以降に検診の際に指摘されることが多いようです。


子宮内胎児発育遅延の分類

均衡型:発育不全型

子宮内胎児発育遅延の20~30%を占め、胎児の遺伝子あるいは染色体の異常などによって発育が障害されているものです。この場合、頭部、体幹、四肢の発育が同程度に妊娠週数相当の大きさよりも小さい状態となります。

妊娠初期~中期と比較的早期に発症することが多いといわれています。均衡型の場合、胎児自身に発育を阻害する因子が存在しているため、出生後の予後は悪いことが多いです。

不均衡型:栄養失調型

子宮内胎児発育遅延の約70%を占め、胎児への栄養供給が障害されることで発育が障害されているものです。この場合、頭部は妊娠週数相当の発育が保たれますが、体幹や四肢の発育は遅延します。

主に妊娠中期以降に発症することが多いといわれています。不均衡型の場合は出生後の予後は比較的良いです。

混合型

均衡型と不均衡型の中間型も存在し、子宮内胎児発育遅延の約5%を占めています。妊娠中期に発症することが多いといわれています。この場合の出生後の予後は、発育遅延の程度によって異なります。


子宮内胎児発育遅延の原因

均衡型の場合は、妊娠初期における胎児の遺伝子あるいは染色体異常、先天性奇形、胎内感染、アルコール中毒などが原因として挙げられます。

一方、不均衡型の場合は、母体の妊娠高血圧症候群、多胎妊娠、喫煙、アルコール、高度栄養失調、薬物などの生活習慣や胎盤の機能異常による血流障害などが原因として挙げられています。

妊娠前の過度のダイエットも子宮内胎児発育遅延を引き起こすと考えられています。しかしながら、子宮内胎児発育遅延の約40%は原因不明で発症しています。


子宮内胎児発育遅延の治療法

現在のところ、明確な治療法は確立していません。基礎疾患がある場合はその治療を適切に行う必要があります。その他、生活習慣や食生活の改善が重要となってきますが、必ずしも治療効果が期待できるわけではありません。

生活習慣の改善では喫煙やアルコールの摂取制限、睡眠の確保、過労働とならないなどが必要となります。余暇にはエネルギー消費を抑えるため、横になって安静に過ごします。また、食事の面においては高タンパク、高ビタミン食を意識してバランスのよい食生活を心がける必要があります。

場合によっては入院管理が必要となることがあります。入院管理の目的は、安静を保つ、適切な栄養管理、必要に応じた輸液補給、胎児機能検査による厳重な胎児監視などです。


これから妊娠を希望する方へ

妊娠し何のトラブルもなく10月10日過ごして出産できるということは当たり前のように感じがちですが、それは決して当たり前ではありません。今まで全く病気などせず元気に過ごしてきた人でさえ、妊娠中トラブルが生じることがあります。

その1つがこの子宮内胎児発育遅延です。原因が分からない場合も多いですが、妊娠前の生活習慣や食生活の乱れ、必要以上の痩せ(特にBMI:18未満)などは子宮内胎児発育遅延のリスクファクターとなります。

妊娠を希望するのであれば、妊娠する前から自身の生活を見直しあらゆるリスクを回避して妊娠に臨みましょう。何かあって、後悔しても遅いのです。元気な赤ちゃんを迎える身体づくりを今日から意識していきましょう。

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まとめ

子宮内胎児発育遅延について知り、妊娠・出産に臨みましょう
子宮内胎児発育遅延とは
子宮内胎児発育遅延の分類
子宮内胎児発育遅延の原因
子宮内胎児発育遅延の治療法
これから妊娠を希望する方へ

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