子宮内膜症 は子宮の内側以外に子宮内膜ができてしまう病気です。子宮内膜症になってしまった場合でも不妊になることは少なく、子宮内膜症を発症している場合でも 妊娠 することは可能です。
また、子宮内膜症は妊娠することによって病気が 治る といわれていますが、これは本当なのでしょうか。
子宮内膜症は妊娠することで治るって本当?
子宮内膜症とは?
しきゅうないまとは、通常は子宮の内側にできる子宮内膜がなんらかの原因によって子宮の外にできてしまう病気です。
子宮内膜症は月経の度に出血を伴い、血液が子宮内膜症の部分に溜まってしまうと、チョコレート嚢胞とよばれる症状に発展します。子宮内膜症の特徴としては、下腹部の痛みです。
特に月経時の出血する際に痛みをともなうことが多いといわれています。
子宮内膜症自体は早期発見できれば妊娠に大きな影響を及ぼすこともありませんが、症状が重症化した場合やチョコレート嚢胞へと発展してしまった場合には不妊の原因になってしまうこともあります。
子宮内膜症と妊娠の関係
子宮内膜症になっても妊娠をすることは可能です。ただし、子宮内膜症のうち約4割の方が不妊になってしまうという結果もでています。
痛みなどの原因で子宮内膜に気がつき、治療をすることができる方もいれば、痛みが月経時のみのため月経痛だと思い放置してしまうことで症状が悪化してしまうという方もいます。
そのため、気がついたら不妊になってしまっていたという場合もあります。
子宮内膜症が原因で妊娠しづらい状況になってしまっていても、絶対に妊娠ができないというわけではありません。
症状を改善することで妊娠の希望がみえてきます。そのため、あきらめずにできることを準備することが大切です。
子宮内膜症を改善するために
子宮内膜症は閉経するまで完治するということはないといわれています。
しかし、治療をおこなうことで症状の改善が期待できます。妊娠を希望していない場合にはピルを服用することで症状がやわらぎます。
症状が悪化してしまっているチョコレート嚢胞の場合でも症状の改善は期待できます。
ただし、妊娠をすぐに希望している場合にはチョコレート嚢胞の場合にはチョコレート嚢胞の大きさを検査し、場合によっては手術をおこない原因となっている部位を切り取ることが必要になります。
妊娠を希望している場合にはピルの服用は難しいといわれています。この場合には、身体を温めたり、リンパマッサージなどで血流の流れをよくすることがおすすめです。
子宮内膜症が直接的な原因となるわけではないため、妊娠に効果的といわれる行動をおこなうことで妊娠することができます。
子宮内膜症は妊娠すると治る?
先ほども少し説明しましたが、子宮内膜症は閉経するまでは完治することは難しいといわれています。しかし、妊娠をすることで子宮内膜症の症状の改善につながるといわれています。
子宮内膜症は閉経にいたることで症状が改善されるということは、生理が止まることで症状が改善されるということにもなります。
ホルモンの分泌量などによっても症状の改善に効果があるともいわれています。妊娠をすると、ホルモンの分泌量にも変化がおき、さらに妊娠中には生理が止まります。
このような理由から、妊娠をすると子宮内膜症の症状の改善や緩和に効果があるといわれています。
妊娠中に子宮内膜症が判明する場合もありますが、この場合、子宮内膜症は妊娠中になってしまったのではなく、もともと子宮内膜症になっていた状態で妊娠したということになります。
妊娠中の検診で発見されることが多いため、早期発見や早期治療に専念することができます。
妊娠中の子宮内膜症は胎児への影響はそこまでないといわれているので、担当の医師の指示にしたがって治療をしていくことをおすすめします。
まとめ
子宮内膜症は妊娠することで治るって本当?
子宮内膜症とは?
子宮内膜症と妊娠の関係
子宮内膜症を改善するために
子宮内膜症は妊娠すると治る?