子宮内膜症は現代の女性の10人に1人はなってしまう病気だと言われています。珍しい病気ではなく、誰でもなり得る病気なのです。子宮内膜症の主な症状の1つに痛みがあります。
そこで今回は 子宮内膜症 の 痛み の原因と、簡単な子宮内膜症の痛みの緩和方法は何かを紹介します。
子宮内膜症の痛みの原因と簡単な緩和方法は?
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子宮内膜症の痛みの原因は何?
子宮内膜症の痛みの原因ははっきりとはわかっていません。いくつか諸説があるので紹介します。
1つ目は病気の箇所が硬くなることでの痛みです。子宮内膜症の部位が年月が経過するとともに硬くなっていくことで周りにひきつりがおこって痛みを感じると言うことです。
また、硬くなってしまうことで上手く動かなくなったり、周りの組織や神経を傷つけてしまったりして痛みを感じるようになります。
2つ目はプロスタグランジンと言うホルモンが多く分泌されることも痛みの原因だと言われています。
3つ目は子宮内膜症の出血した部位が異常のない腹膜に触れてしまうことで痛みを感じることがあります。
子宮内膜症なのに痛みがない?
子宮内膜症の大きな自覚症状は痛みだと言われています。生理中に激しい下腹部痛や腰痛を感じる場合は子宮内膜症の可能性が高いと言えましょう。しかし、中には痛みが全くないのに病院などで検査をしてもらった時に子宮内膜症だと診断された人も多くいます。
そもそも子宮内膜症は、軽度のうちは自覚症状はほとんどありません。下腹部痛などの痛みを感じない場合も多いのです。できるだけ痛みの感じないうちに早期発見し治療を行うことが大事です。
そのため、定期的に検査を受けるなどして痛みのないうちに子宮内膜症を発見できるようにすることが好ましいでしょう。
子宮内膜症の痛みには波がある!
子宮内膜症の痛みは常に感じるわけではありません。主に生理が始まる時におきることが多いのですが、人によっては椅子に座ってから立ち上がる時や、前にかがんだ時に痛みを感じる人もいます。
また、自分だけ特有のある1つの姿勢をした時にだけ痛みを感じると言う人もいます。痛みを感じる姿勢をやめた時に痛みを感じなくなる場合が多いです。
子宮内膜症の病院でできる緩和方法は?
子宮内膜症の病院でできる緩和方法をいくつか紹介します。
1つ目は手術です。子宮内膜症の原因部位だけを取り除く方法と卵巣自体を取り除く方法の2つがあります。症状が重い人は卵巣自体を取り除く開腹手術を行う場合が多いです。
2つ目は薬物療法です。病院で処方される痛み止めは市販の物と違い、痛みの原因と言われているプロスタグランジンの分泌を抑制する薬を使用します。
またピルを使用することで、子宮内膜の増加を抑えます。ピルを飲むことで生理中の出血を減らし、子宮内膜症の痛みを緩和することができます。
自分でできる簡単な緩和方法は?
自分でできる簡単な緩和方法を紹介します。
1つ目はホッカイロなどを下腹部に貼って温めることです。冷えを防ぐことで痛みを軽減することができます。
2つ目はリラックスすることです。ストレスが溜まってくるとホルモンバランスが崩れて子宮内膜症にも影響を与えてしまいます。痛みが増すことのないよう横になってリラックスをして休むようにしましょう。
子宮内膜症の緩和にはメラトニンが大事
ブラジルの研究者によって子宮内膜症の改善にはメラトニンがあるとなお良いと言うことが発表されています。メラトニンは鎮痛の作用と炎症を抑える働きがあります。
メラトニンは眠る2時間前から部屋の照明を暗くしたり、テレビを消すことで十分に分泌されると言われています。
子宮内膜症の痛みは冷えと繋がっている
子宮内膜症の痛みは冷えと密接な関係があります。なるべく夏でも冬でも体を暖めるようにし、冷えを防ぐようにしましょう。
まとめ
子宮内膜症の痛みの原因と簡単な緩和方法は?
子宮内膜症の痛みの原因は何?
子宮内膜症なのに痛みがない?
子宮内膜症の痛みには波がある!
子宮内膜症の病院でできる緩和方法は?
自分でできる簡単な緩和方法は?
子宮内膜症の緩和にはメラトニンが大事
子宮内膜症の痛みは冷えと繋がっている