40代の女性に多くみられるといわれている 子宮筋腫 ですが、これは良性の腫瘍であるため命に関わるものではありません。
しかし、放っておいてしまうと早産や流産を引き起こしてしまう可能性があるので初期 症状 をしっかり チェック して筋腫の早期発見に努めることが大切です。
子宮筋腫の初期症状のチェック項目は?
子宮筋腫とは?
子宮筋腫とは、子宮のなかにできる腫瘍のことです。腫瘍といっても、良性の腫瘍のため、特に心配をする必要はないといわれていますが、子宮筋腫ができてしまうと生理不順などを引き起こしてしまう可能性があります。
命に関わる病気ではないですが、放っておいてしまうと2kg以上の大きさにまで成長してしまう場合もあり、さらに子宮筋腫は女性ホルモンの影響で複数個に増えてしまうこともあります。
子宮筋腫ができる位置によっては早産や流産などの原因になってしまうこともあるので早いうちに病院で治療をすることがおすすめです。
子宮筋腫ができる原因
子宮筋腫は子宮内の筋肉細胞が増殖することで腫瘍になってしまうのです。明確な原因はわかっていないといわれていますが、有力な説としては女性ホルモンが関係しているといわれています。
子宮筋腫がみられる場合でも、閉経後には筋腫が小さくなっていくことからエストロゲンとよばれる女性ホルモンのはたらきによるといわれています。
子宮筋腫の初期症状をチェックしよう
子宮筋腫には初期症状がみられます。早期発見、早期完治のためにも子宮筋腫の症状をいち早くみつけることが大切です。セルフチェックできる項目がいくつかありますので、ぜひチェックをしてみて子宮筋腫の早期発見に役立ててください。
子宮筋腫の初期症状のチェック項目としては、月経時の出血量が多くレバー状の塊がみられる場合や、月経中に下腹部へ腹痛や腰痛がみられる、月経が10日以上続く、貧血を起こすことが増えた、あおむけで下腹部を触ると塊のようなものがある、便秘がちで排便の際には下腹部に痛みがある、尿の間隔が短いといったような症状です。
これらの項目にひとつでも当てはまる場合には子宮筋腫を疑い早めに病院を受診しましょう。
悪性の腫瘍の可能性も?
子宮筋腫は良性の腫瘍のため、生理不順や早産、流産を引き起こすことはありますが命に関わることはないといわれています。しかし、先ほどのセルフチェックでみられる初期症状は悪性の腫瘍の場合でも似たような症状がみられることがあるのです。
そのため、良性なのか悪性なのかを見極めるためにも早いうちに病院で検査をすることがおすすめです。ただし、場合によっては自覚症状がない場合もあるのでいつもとなにか違う点を感じた場合には病院で検査をすることもおすすめします。
子宮筋腫の治療法は?
子宮筋腫がみつかった場合には早いうちに治療をすることが大切です。治療方法としては薬物療法と手術療法がありますが、これらの選択はかかりつけの医師などと相談して決定してください。
薬物療法では、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量をおさえて子宮筋腫を小さくしていきます。
また手術療法としては、子宮をすべて摘出する場合や子宮は温存し筋腫のみを取り除く場合があります。
子宮筋腫の大きさやできている位置、あらわれている症状などによって手術方法も変わってきますが、妊娠を望まれる場合には筋腫のみを摘出する場合や薬物療法を選択することをおすすめします。
子宮筋腫と妊娠
子宮筋腫ができているからといって妊娠できないとは限りません。子宮内にできている位置などによって変わってきますが、子宮筋腫が残っている場合でも妊娠出産は可能といわれています。
ただし、症状などによってはそのままの状態では妊娠ができない場合もありますので、病院の先生とよく相談してみてください。
まとめ
子宮筋腫の初期症状のチェック項目は?
子宮筋腫とは?
子宮筋腫ができる原因
子宮筋腫の初期症状をチェックしよう
悪性の腫瘍の可能性も?
子宮筋腫の治療法は?
子宮筋腫と妊娠