妊婦検診の際に 子宮頸管 が短いと指摘された方もいらっしゃいますか?子宮頚管とは、いわゆる産道のことを指し、これが 短い と早産になる可能性があるといわれています。
子宮頚管の長さは検診によって測ることができますが、短くなった場合にはなにか自覚 症状 がみられるのでしょうか。
子宮頚管が短い場合に自覚症状はある?
子宮頚管とは?
子宮頚管とは、子宮の下の方に存在しており、いわゆる産道といわれているところです。
分娩の際に赤ちゃんが通るためにあるので、妊娠中は出産の時期が近づくまでは固く簡単に開いてしまわないようになっています。
子宮頚管は妊娠中に固く閉じていることに加えて、ある程度の長さがあることが必要です。
妊娠週数でいうと、妊娠36週までに3.5cm以上ないと短いと判断されます。長さがこれ以下の場合には早産の可能性が高くなるといわれています。
子宮頚管は妊娠週数が経過していくにつれて少しずつ短くなっていきます。
なかには妊娠36週を過ぎても長い状態のままでいる妊婦さんがおり、この場合には出産予定日から遅れてしまう可能性もありますので、運動するように指導を受ける場合もあります。
子宮頚管が短いとは?
妊婦検診をおこなう場合には、エコー検査のほかにも子宮頚管の長さをみます。このときに子宮頚管が短いと指摘される方もいるかと思います。
では、子宮頚管が短いとはどのくらいの場合に指摘されるのでしょうか。
子宮頚管の平均的な長さは約3.5cmから4.5cmといわれていますが、妊娠36週に至るまでに3.5cmよりも短い場合には子宮頚管の長さが短いと指摘されます。
特に妊娠7ヶ月までの長さが重要です。この時期までに長さが2.5cmよりも短いと早産の割合が通常の方と比べて6倍ほど多くなるといわれています。
では、どうして子宮頚管が短くなってしまうのでしょうか。
子宮頚管が短くなる原因
子宮頚管が短くなる原因としては大きくわけて2つあります。
まずは、子宮頚管無力症です。これは体質的な問題が原因になり、妊娠中期頃に開かないはずの子宮口が開いてしまうのです。
自覚症状は特にありませんが、エコー検査で発見できるので妊婦検診をきちんと受けていると早期に発見できるといわれています。
はやいうちに発見されると、入院をしきちんと管理をすることによって無事に出産まで導くのです。
次に、細菌感染が原因となる場合です。細菌感染に陥ってしまうと、症状が悪化して早産を引き起こしてしまう可能性があるのです。
細菌感染した場合にはおりものの変化など自覚症状があらわれるため、なにか異常を感じた場合にはすぐに病院で相談をしてみましょう。
子宮頚管の長さを指摘されたら?
子宮頚管の長さを指摘されてしまった場合には、できる限り安静にすることが一番の対策になります。
家事や育児などで忙しい毎日をすごしている方が多いかと思いますが、ご家族に協力をしてもらって、できる限り横になって安静にしましょう。
しかし、正産期までに子宮頚管の長さが極端に短くなってしまう場合には入院治療が必要になる場合もあります。入院治療が必要にならないためにも、できる限り安静にしましょう。
ただし、子宮頚管が短いと指摘されてしまったからといって気にしすぎてしまうとそれ自体がストレスとなりほかの問題を引き起こしてしまう可能性もあります。
子宮頚管が短いと指摘されたら早産になるとも限りません。
子宮頚管の長さを指摘された妊婦さんでもきちんと正産期に出産している方もたくさんいらっしゃいますので、お医者さんの指導をきちんと守って生活することをおすすめします。
1人で抱え込もうとせず、家族や周りの方に相談し理解してもらうことで健康でスムーズな妊娠生活を送りましょう。
まとめ
子宮頚管が短い場合に自覚症状はある?
子宮頚管とは?
子宮頚管が短いとは?
子宮頚管が短くなる原因
子宮頚管の長さを指摘されたら?