子宮外妊娠は受精卵が子宮ではない所で着床することを言います。子宮外妊娠と聞くと驚くと同時に不安になることでしょう。 子宮外妊娠 になったらどんな 手術 をするのか、職場復帰はどれくらいでできるのかなどの不安を解決するために説明したいと思います。
子宮外妊娠になったら…どんな手術?職場復帰は?不安解決
子宮外妊娠は手術をする必要はあるのか
子宮外妊娠になったら治療は絶対に必要です。軽いものであれば薬を卵管の部分に入れて治療を行いますが、効果がない場合は手術を行わなければいけません。あってはならない場所で受精してしまった受精卵を早く取り除かないと残ってしまった受精卵が次の妊娠を邪魔してしまいます。
通常であれば卵管を残して手術するのですが重度の場合は卵管ごと切除する必要があります。もし今後も妊娠をしたいと言う思いがあるなら早期に発見し、早く手術などを行うことが大事です。
子宮外妊娠の手術はどんなものがあるのか
子宮外妊娠の手術の方法は3つあります。
1つ目は卵管圧手術です。これはまだ胎嚢が小さいうちに行われる方法で卵管に着床してしまった胎嚢を鉗子で絞るようにとる手術です。
2つ目は卵管線状切開術です。多くの女性は今後も妊娠を希望している場合が多く、卵管を残すために妊娠してしまった部位を切開して胎嚢を摘出する手術です。胎嚢を取り除いてから切開した部分を閉じます。
お腹に5mm~12mmの本当に小さな穴を何箇所か開けて妊娠した組織だけを摘出します。この手術は皮膚を傷つけてしまう範囲が少なく目に見えた傷が残らない手術になります。
3つ目は卵管切除術です。卵管切除術は最も多い治療方法で子宮外妊娠をしてしまった卵管を開腹手術で取り除く方法です。この方法は短い時間で手術を終えることができ卵管の破裂部分も確認をしやすくもし内部で出血があれば発見し吸引してくれます。
手術の費用はどれくらいかかるの?
手術というと心配することの1つに費用はどれくらいかかるかということがあげられると思います。1つ1つの手術の費用を見ていきましょう。まずは卵管圧手術です。次は卵管線状切開術です。こちらは費用が13万円~20万円かかります。
そして卵管切除術ですがこちらも費用は13万円~20万円かかります。この13万円~20万円という手術費用は腹腔鏡下手術で、こちらの手術は比較的軽い方なので保険が3割負担となって安く済んでいます。
しかし、もし症状が重く開腹手術を行った場合は自己負担額が非常に高くなり、費用も30万円からとなります。手術費用が30万円前後になるので高額医療費制度を利用しましょう。
退院はどれくらい?
入院の期間は症状が軽くて腹腔鏡手術で済む人と、症状が重くて開腹手術をする人で違います。腹腔鏡手術をする人は大体3日~5日程度で退院ができます。
順調に手術が終わり予後も良い場合は3日程度で退院をすることができますが、手術前に薬を飲んで療法していたり術後の経過がおもわしくない場合は入院が長引いてしまいます。
また開腹手術をした場合は10日程度の入院の他に退院後は自宅安静をしなければいけません。これは切開した部分の傷が癒えるまでの期間と言われています。
焦ってしまう職場復帰はいつできるの?
職場復帰は症状が軽いか重いか、体の回復の様子と仕事でも違ってきます。例えば腹腔鏡手術なら3日程度で退院をすることができ、体の回復が良ければ1週間程度で仕事復帰ができます。開腹手術の場合は入院を10日し、その後も傷が治るまで1ヶ月はかかると言われています。
仕事内容が事務などのデスクワークが多い場合は職場の人と相談しながら早めに復帰ができるかもしれませんが、重いものを持ったり、立ちっぱなしの仕事の場合はやはりきちんと決められた期間を静養して治すことが大事です。
早く職場に復帰したいと思ったら医師にまずは相談してみましょう。
子宮外妊娠の手術に抵抗のある人もいるかもしれません。次の妊娠をするためにも大事なことなのでしっかりと治すようにしましょう。
まとめ
子宮外妊娠になったら…どんな手術?職場復帰は?不安解決
子宮外妊娠は手術をする必要はあるのか
子宮外妊娠の手術はどんなものがあるのか
手術の費用はどれくらいかかるの?
退院はどれくらい?
焦ってしまう職場復帰はいつできるの?