子宮以外の場所に赤ちゃんができることを子宮外妊娠と言います。子宮外妊娠は誰にでも起こる可能性のあることで自覚症状を感じる人が少ないために気付きにくく発見が遅れると母子ともに危険な状態になってしまいます。
今回は早期発見するために、 子宮外妊娠 の 症状 について説明します。
早期発見するために!子宮外妊娠の症状は?
子宮外妊娠するとどうなるの?
子宮外妊娠は受精卵が子宮内膜の他に着床してしまうことを言います。妊娠検査薬や血液検査でも妊娠の反応はありますがエコーをした時に子宮内に赤ちゃんが入る袋が見えないので子宮外妊娠と気づくことができます。
子宮外妊娠で授かった赤ちゃんは多くの場合が流産してしまいます。早く治療を行わなければ、卵管が破裂し大出血が起こります。卵管が破裂すると最悪母親も亡くなってしまう場合があり非常危険です。
子宮外妊娠の症状は?
子宮外妊娠も妊娠初期だと気づきにくいですが鮮血や血が混じったおりものが少量ずつ長期に渡って出続けることは子宮外妊娠の症状でもあります。
通常妊娠は次第に鮮血なども収まっていきますが、子宮外妊娠は胎児が成長するにつれて出血量が増加して行きます。長い期間出血が収まらない場合は早めに産婦人科を受診しましょう。
また、胎児が成長するに連れて着床した場所に大きな負担がかかるので下腹部の痛みが酷くなります。出血が膣内にたまったり、卵管が破裂することで強い痛みを感じることが多いです。出血が3日以上続き、痛みが酷くなる場合は病院を受診しましょう。
どうして子宮外妊娠になるの?
子宮外妊娠は主に4つの原因があると考えられています。
1つ目は腹部の手術をした人です。帝王切開の傷に受精卵が落ちてしまったり、中絶手術が上手く治ってないと子宮環境に大きな影響を与えると考えられています。
2つ目は卵管の異常です。特に子宮内膜症、クラミジア感染症にかかったことがあると卵管が炎症を起こし、受精卵が上手く通れなくなってしまいます。
3つ目は腹膜炎です。細菌が感染し腹膜炎になると子宮外妊娠になってしまう可能性があります。
4つ目は不妊治療をしていることです。体外受精などを行うと受精卵が卵管に迷ってしまい着床してしまうケースもあります。
子宮外妊娠と生理は区別がつきにくい!
子宮外妊娠の場合、生理は来ません。生理が遅れたり、生理が来ないと言う自覚症状はありますが、本来生理が遅れてくる人は中々気づきにくいです。さらに子宮外妊娠は下腹部の痛みと出血を伴うため、生理と見分けがつかない人が多いです。
普段の生理とは違う下腹部の痛みや張り、出血を感じたらすぐに病院を受診しましょう。もし妊娠検査薬で陰性になった場合でも下腹部の痛みが激しかったり、出血が少量しか出ない場合は日を置いて再度検査をしてみると良いでしょう。
もし陽性反応があらわれてたら早めに病院を受診するようにしましょう。
子宮外妊娠は痛みが違う?痛みを感じる時期はいつまで?
妊娠すると子宮が伸縮して張りや痛みを伴う場合が多いですが、子宮外妊娠では赤ちゃんが卵管でどんどん成長していくので痛みは増していきます。
卵管で妊娠してしまった場合、8週~10週で破裂をしてしまうので痛みが継続するのは1ヶ月前後です。1ヶ月を越してしまうと卵管が破裂し、激痛を感じます。
下腹部のみではなく、胃の付近まで痛みを感じ吐き気も催してしまいます。体内にどんどん出血が溜まるので、ショック症状を起こし命の危険に関わる人もいます。ここまで痛みを感じる前に早めに病院を受診しましょう。
子宮外妊娠は誰にでも起こる可能性があるので、いつもと違う痛みや出血を感じたら病院へ相談に行くことをお勧めします。早期発見を心がけ体を大事にしましょう。
まとめ
早期発見するために!子宮外妊娠の症状は?
子宮外妊娠するとどうなるの?
子宮外妊娠の症状は?
どうして子宮外妊娠になるの?
子宮外妊娠と生理は区別がつきにくい!
子宮外妊娠は痛みが違う?痛みを感じる時期はいつまで?