妊娠が確認できたといっても安心はできません。妊娠中のトラブルのひとつ、子宮外妊娠の恐れもあります。子宮外妊娠は自分で気づくことができるのでしょうか?また 子宮外妊娠 だった場合に 痛み を感じるのでしょうか。
子宮外妊娠の症状や兆候について知っておきましょう。
子宮外妊娠は痛みを感じるの?症状や兆候について
子宮外妊娠がわかる時期
妊娠検査薬で陽性反応がでたとしても、その妊娠が正常妊娠なのかどうかは検査薬ではわかりません。子宮外妊娠の場合であっても、妊娠反応がでるのです。
子宮外妊娠はそのまま放置しておくと大変危険な状態です。そういった理由もあり、妊娠がわかった時点で産婦人科を受診して、妊娠の確認をしっかりと行うことが大切なのです。
子宮外妊娠が起こる原因
簡単に説明しますと子宮外妊娠は、子宮内膜ではない場所で受精卵が着床してしまうことをいいます。子宮ではない場所で妊娠してしまったということです。「異所性妊娠」といわれています。場所は卵管が多いですが、子宮頚管、卵管間質部、腹腔内などに着床してしまうことがあります。
なぜその部位で着床をしてしまうのかはさまざまな要因が考えられます。卵管に異常があり、受精卵が卵管を通ることができなかったことが原因の場合、クラミジア感染症や子宮内膜症が原因になることもあります。また原因が特定できない場合もあります。
子宮外妊娠の自覚症状はあるの?
子宮外妊娠であっても妊娠している人と同じような症状があらわれます。
例えばつわりや腹痛などを経験する場合もあり、自分が子宮外妊娠なのかどうか、本人が気づくことは難しいとえいます。全く症状があらわれない場合もあるため、きちんと受診して確認することが大切です。
子宮外妊娠の症状
子宮外妊娠だった場合に起こる症状はつぎの症状が考えられます。
- 腹痛
- 出血
いずれの場合も、人により強さに違いがあり、腹痛が強い人もいればほとんど感じない人もいますし、出血の量も違いがありますが、継続的に続く、あまりにも量が多い場合はすぐにでも病院を受診してください。
子宮外妊娠の診断
子宮外妊娠の診察は主にこの3つが行われます。
- 内診
- 尿検査
- 経膣エコー
妊娠検査薬で妊娠反応がでた場合に病院にいくと、おそらく多くの方が経験する検査です。はじめて産婦人科を受診した際には、妊娠の有無を確認するとともに、子宮外妊娠の可能性も検査しているのです。
子宮外妊娠が判明したら
子宮外妊娠と診断された場合、残念ながらほとんどの場合は妊娠を継続することができません。子宮外妊娠の多くが卵管で着床しています。
卵管で万が一、そのまま妊娠を継続してしまった場合、卵管が破裂するなど大変危険な状況に陥ります。母体まで危険になるため、子宮外妊娠の場合は出産はあきらめるしかありません。
また、卵管破裂の危険を回避するためにも、子宮外妊娠は早期に発見することが大切です。妊娠が判明したら、すぐに病院を受診する必要があるのはそういった危険を回避する意味もあるのです。
子宮外妊娠の治療
子宮外妊娠の治療は、状態などにより違いがあります。注射により治療を行う場合、手術を行う場合、特に何か治療をするのではなく、自然に流産する場合があります。
自然に流産して自然治癒をするのを待つ場合には出血が起こります。出血に伴い激しい痛みがある場合もありますので、すぐに病院に行けるような状況にしておく必要があります。
子宮外妊娠は早期発見が大切
誰もが可能性を秘めている子宮外妊娠。確立として100人に1人がなるといわれています。しかも現在は子宮外妊娠の割合が増加しています。
自分は大丈夫と過信するのはやめて、妊娠が判明した場合は早急に病院で診察をしてもらいましょう。妊娠初期の早期に発見することで子宮外妊娠の大きなトラブルも防ぐことができます。
まとめ
子宮外妊娠は痛みを感じるの?症状や兆候について
子宮外妊娠がわかる時期
子宮外妊娠が起こる原因
子宮外妊娠の自覚症状はあるの?
子宮外妊娠の症状
子宮外妊娠の診断
子宮外妊娠が判明したら
子宮外妊娠の治療
子宮外妊娠は早期発見が大切