子宮筋腫は子宮のなかにできる良性の腫瘍です。 子宮筋腫 には自覚症状がいくつかありますが、そのなかのひとつに 痛み を感じることがあります。子宮筋腫ができる場所はいくつかあり、筋腫ができる場所によって感じる痛みも異なるといわれています。
具体的にはどのような痛みを感じるのでしょうか。
子宮筋腫に痛みはある?
子宮筋腫とは?
子宮筋腫は子宮内にできた良性の腫瘍のことをさしています。子宮筋腫は良性のため、命に関わるような状態にはならないといわれていますが、生理不順や早産、流産の原因になるため早いうちに治療をする必要があります。
また、子宮筋腫は女性ホルモンの分泌が原因ともいわれており、放っておいてしまうと子宮筋腫が大きくなり、2kgにもなってしまう場合もあるので注意が必要です。
子宮筋腫の痛みと生理前症候群
子宮筋腫には初期症状のひとつとして痛みをともなうこともあります。ただし、この痛みは生理前症候群にも似ていることがあります。
生理前症候群の症状としても痛みがある場合があり、この場合には乳房や腰、下腹部などに多くみられています。すべての場所に痛みがある場合もありますが、人によっては一部位のみに痛みを感じる場合もあります。
子宮筋腫が身体にある場合には、腰や下腹部に痛みを感じることはありますが、乳房には痛みを感じません。
そのため、腰や下腹部のみに痛みを感じる場合には子宮筋腫を疑う必要もあります。子宮筋腫は子宮の内側に限らず、さまざまな場所に子宮筋腫ができる場合があります。
子宮筋腫で痛みが出る場合
子宮筋腫のできる場所によって感じる痛みは異なるといわれています。子宮筋腫は主に子宮の外側や内側、子宮の筋肉のなかに出現する場合があります。子宮筋腫が子宮の外側にできた場合には自覚症状があらわれるまでには時間がかかります。
筋腫が大きくなり、ねじれてしまった場合には強い腹痛に襲われます。自覚症状がみられにくいため、発見が遅くなってしまう場合も多くあります。
次に、子宮の内側に筋腫ができた場合です。子宮の内側に筋腫ができると不妊や不正出血の原因となるといわれています。痛みの症状は感じにくいですが、月経時の出血量増加や不正出血などが自覚症状としてあります。
最後に子宮の筋肉のなかに筋腫ができた場合です。筋肉のなかにできた場合にも不正出血がみられますが、自覚症状としては腰に痛みを感じることがあります。ただし、筋腫が小さい場合には自覚症状があらわれにくい場合もあります。
子宮筋腫の痛みをやわらげる方法は?
子宮筋腫の痛みにはさまざまなものがありますが、はじめはほとんどの方が生理痛と勘違いしてしまうことも多く、頭痛薬で対処しようとしてしまいます。
最初のうちは頭痛薬でも対処することができますが、服用を続けるうちに耐性がついてしまうため効果がみられなくなる場合もあります。
子宮筋腫の痛みを根本的に取り除くには治療が必要です。しかし、治療がすむまで痛みに苦しむのもつらいため、自分でできる応急処置をご紹介します。まずは痛みのある部分を温めることです。
子宮筋腫によって圧迫がくわわると血液循環が悪くなってしまう場合や、神経を刺激してしまう可能性があります。この場合に患部を温めることによって血流が促進され、痛みを緩和する効果があるといわれています。
次に骨盤の歪みを解消することです。子宮筋腫を発症してしまっている人の多くに骨盤が歪んでしまっている場合があります。
骨盤が歪んでしまっていると血流が滞ってしまう場合がありますので、骨盤の歪みを正すことで血流が改善され痛みの緩和につながるといわれています。
ただし、痛みの度合いや改善の具合には個人差がありますので、必ず全員に効果のあるものではないことを念頭にいれておいてください。
まとめ
子宮筋腫に痛みはある?
子宮筋腫とは?
子宮筋腫の痛みと生理前症候群
子宮筋腫で痛みが出る場合
子宮筋腫の痛みをやわらげる方法は?