切迫流産 と言っても、まだ流産になりかかっているかもしれないという状態のことです。妊娠初期は誰でも不安定であり危険な時期です。油断はもちろん禁物ですが、あまり怖がって神経質になると今度はママへ大きなストレスにもなります。
症状や原因、対処法を知っておき、慌てず落ち着いて乗り切れるように備えましょう。
切迫流産と聞いても慌てないで!
切迫流産とは?
「切迫流産」妊婦さんにとっては怖くて不安な言葉ですよね。妊娠初期のころに赤ちゃんを流産しそうな状態のことを切迫流産と言いますが、程度は様々です。妊娠22週未満に子宮から出血があったり、おなかに痛みがある場合にそう呼んだりすることもあります。
それだけ妊娠初期は不安定だということです。赤ちゃんもまだまだ出来たばかりで小さいく、ママの体も急激な変がおき安定していないため起こります。症状や原因、対処法をしっかり覚えておき頑張って乗り切りたいものです。
切迫流産かも?どんな症状?
生理痛に似た痛みが続いたり、下腹が張っている、下着に出血が付いている、このような症状出た場合は必ず病院に相談しましょう。
これらの症状は切迫流産の主な症状で、子宮から断続的に出血していることが考えられます。
切迫流産の原因って何?
切迫流産の原因は様々な要因が考えられますが、大きく分けると胎児側に原因がある場合と、母体側に原因がある場合があります。
胎児側に原因がある場合の多くは、染色体の異常です。これはママややパパに問題があるわけではなく、偶然生じたもので残念ながら現代医学でも防ぐことは難しいと言われています。実際、切迫流産の多くは、胎児側の染色体異常によるものです。
母体側の原因としては、子宮頸管無力症(子宮口が勝手に開いてしまう症状)や疲れ、冷え、ストレスなどが考えられます。
母体側の原因の多くは、日々の生活習慣を改善することによりリスクを軽減できるものがほとんどです。特に、疲れや冷えなどは安静に過ごす事でリスクを下げる事が出来ますので、安定期に入るまでは無理をせずゆっくりと過ごすようにしましょう。
周囲の理解やサポートを得ながら大事な時期を過ごしていきたいですよね。
切迫流産は誰にでも起こりえます!
切迫流産が起きる妊娠初期は、赤ちゃんが小さくて不安定な時期です。初期の頃の赤ちゃんは、まだ胎嚢という袋で子宮の内膜にくっついているだけの状態です。
そこから成長しながら、頑張ってママのおなかにくっついてゆくのです。その過程では、まだへその緒が完成していないので栄養を与える為に出血したり、生理痛に似た痛みを起こすこともあります。
子宮も大きくなる赤ちゃんの為に伸びる準備を始めるので痛みも伴います。赤ちゃんもママも頑張っているのです。
ですので、このような不安定な時期は誰でも切迫流産は起こりえますので十分に気を付けましょう。
少しでも症状がある場合はお医者さんに相談しましょう!
妊娠初期の出血、おなかの痛み、自覚症状だけでは切迫流産なのかどうなのか、お医者さんでもわかりません。しかし早めに対処することが大切なので、何か症状がある場合は病院を受診しましょう。受診できない場合は、電話で問い合わせましょう。
その際、出血の量や血の色、時期などを伝えるようにしましょう。薄いピンク色、茶色っぽい、真っ赤な鮮血、おりものにすこし色が混ざっているなど、量は生理の時と比べて多いか少ない、下着にべっとり付いている、お手洗いで拭いたとき軽く色がつく程度など症状をまとめておきましょう。
いつから始まったなどの時期も大事ですのでなるべく詳しくお医者さんに伝えるようにしましょう。
切迫流産の治療方法
特別な治療方法はなく、あまり出血がひどい場合は止血剤を使ったり、子宮の出口が開いている場合には出口が開かないようにヒモで縛る手術もあります。ですが、たいていは出血や痛みのある間はひたすら安静にすることが一番の療養です。
上のお子さんがいたり、家や職場でどうしても安静が難しい場合は入院をして安静に過ごす必要のある場合もあります。
症状が出ている場合は、落ち着いて早めに対応するようにしましょう。
まとめ
切迫流産と聞いても慌てないで!
切迫流産とは?
切迫流産かも?どんな症状?
切迫流産の原因って何?
切迫流産は誰にでも起こりえます!
少しでも症状がある場合はお医者さんに相談しましょう!
切迫流産の治療方法