女性の体は月に一度の生理があるのですが、基礎体温を計測してみると 生理前 の基礎 体温 は 上がる ことがわかっています。
基礎体温を計測してみると低温期や高温期などの時期があるのですが、今回は生理前にどうして基礎体温が上がるのか理由についてご紹介します。
生理前の基礎体温って上がる下がる、どっち。
生理について
まずは生理の仕組みについてご説明します。毎月1度はくる生理ですがこれは子宮内膜がはがれ落ちて経血(けいけつ)となって体の外にでてきたものをいいます。
生理周期は人それぞれ違うのですが、短い人や長い人もいますがだいたい25~38日が正常だと言われます。そして生理周期には次の4つの期間があります。
生理期間
生理期間はだいたい3~7日間くらいが正常ですが、短い人は1~3日間長い人は8日以上も続く人もいます。子宮内膜がはがれ落ちて体の外にでて生理が始まります。お腹が痛くなり胸が張ったりイライラしたりと人によってさまざまな症状がでます。
卵胞期
卵巣のなかの卵胞が大きくなり子宮内膜が厚くなってくる時期で8~15日くらいの期間です。
排卵期
黄体化ホルモン(プロゲステロン)の分泌が始まり大きくなった卵胞が外に出てくる時期で妊娠や出産にとても大事な女性ホルモンが分泌されます。
黄体期
卵胞が黄体というものになり黄体ホルモンが大量に分泌される時期。
基礎体温でわかる生理前の体の様子とは
生理の仕組みがわかったところでなぜ生理前に体温が上がるのか体の変化について紹介します。まず基礎体温を毎日計測してみると「低温期」と「高温期」という期間があることがわかります。
そして生理前の基礎体温をみてみると、いつもより体温が上がっているのですがこれは「高温期」の期間に当てはまるのです。
基礎体温をグラフでみてみるときれいに低温期、高温期にわかれていると妊娠しやすいのですが、この期間がガタガタな場合はきちんと排卵ができていない場合やホルモンバランスが乱れている場合がありますので産婦人科に行き相談してみることをおすすめします。
高温期
排卵がきてから次の生理がくるまでの期間が高温期といいますが黄体期とも言われるプロゲステロンという黄体ホルモンが分泌されます。黄体ホルモンには体の体温を上げる働きがあるため生理前には通常よりも体温が0.3~0.5℃くらいの違いがあります。
そしてだんだんとプロゲステロンの分泌が減少していき体温が下がってきて、また子宮内膜がはがれ落ちて生理が始まるのです。逆に高温期がずっと長く続くような場合は妊娠している可能性が高いと言えます。
低温期
生理が始まってから排卵がくる日までの期間を言います。エストロゲンという卵胞ホルモンが大量に分泌されることによって低温期が続きます。そして排卵日が近くなるとさらに体温が下がる日がくるのでその日を排卵日と特定することができます。
基礎体温は自分の体を知るために必要なこと
基礎体温を毎日同じ時間に正しく計測していくことで、自分の体は妊娠しやすいのかまたはきちんと排卵がきているのかなど体の状態を把握することができるのです。
また低温期や高温期がしっかりときれいにわかるような状態にしておくことが必要です。
妊娠しやすい体なのか知ることもできますし、体の不調をチェックするためにも基礎体温を毎日計測しておくことは非常に大切なことなのです。ホルモンバランスの乱れ、ストレス、不規則な生活などの影響でも基礎体温は変わってきます。
毎月当たり前のように生理がきているのですが、生理の期間、基礎体温、症状などから体調が良いのかわかってくるのです。インターネットや産婦人科などで基礎体温の正しい計測の仕方などわかりますので自分の体を知るためにも計測してみてください。
まとめ
生理前の体温が上がる理由
生理について
基礎体温でわかる生理前の体の様子とは
高温期
低温期
基礎体温は自分の体を知るために必要なこと