妊娠を望む女性は自分の体の変化にも敏感です。 生理前 に 食欲ない と「もしかして?」と疑ってしまい生理が来てガッカリした経験がある人もいるのではないでしょうか。
食欲がない原因はなにも妊娠だけではありません。生理前の食欲不振について詳しくみていきましょう。
いつもと違う?生理前なのに食欲ない…これって妊娠?
生理前の女性の体
女性の体はエストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンとプロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンの分泌量が交互に多くなることによって生理が起こります。
生理前、女性の体は排卵後に妊娠できるようにプロゲステロンの分泌量を増やして妊娠しやすい環境作りを始めます。つまり体に水分や栄養を蓄えようとするのです。
このため一般的には生理前には食欲が増すと感じる女性が多いのですが、食欲がなくなると感じる人もいます。
その理由は体に水分や栄養を蓄えようとするということは体の外に排出しないように水分や栄養を止めようとするとも考えられます。
そうなると便秘がちとなりお腹が張って食欲がない、または少量の食事ですぐ満腹になってしまうというわけです。
妊娠が成立せず生理が来ると妊娠に備えて蓄えてきたプロゲステロンの分泌が急に減少します。そして生理によりさまざまな不快症状が起こります。
その食欲不振はPMS?
生理前になるとイライラする、疲れが取れない、頭痛、腰痛、腹痛、肌荒れ、食欲不振など体にさまざまな症状が起こります。これを月経前症候群(PMS)と言います。
生理前は食欲が増すケースが多いのですが、PMSの場合生理前に食欲がなくなるということも考えられます。PMSの症状がひどい人は日常生活に支障をきたすこともあります。
妊娠を望んでいる女性は薬を飲みたくないからとPMSを毎月我慢しているかもしれません。しかし、我慢して治るものではないのでまずは婦人科に相談しましょう。
妊娠を望んでいる人でも服用できる薬や漢方薬を処方してもらうことでPMSへのストレスを減らすことができるかもしれません。
食欲がない時の対処法
食欲がないから何も食べないという対処法は避けましょう。何も食べないと栄養が体に行き渡らない、または栄養が偏ってしまうと考えられます。
そうなるとホルモンバランスの乱れを起こし不快症状がさらに悪化してしまうかもしれません。食欲がない時は以下の方法を試してみてください。
食べやすい食事
お粥、うどん、そうめんなど胃に優しく食べやすい食事を選びましょう。豆乳やスープなどのど越しの良いものであれば食べやすいのではないでしょか。
少量を数回にわける
なにも一日三食を3回で食べる必要はありません。必要量を一日に5回や6回にわけて食事をしても良いのです。
食欲はないけれど少量なら食べることができるという人は食事を数回にわけてみましょう。
バランスのとれた食事
お粥とうどんとそうめんばかりでは炭水化物だらけとなり栄養が偏ってしまっています。
肉、魚、野菜、果物も摂ることでバランスのとれた栄養を体に届けることができます。スープやゼリー状態にすることで食欲がない時でも抵抗なく食べることができるのではないでしょうか。
生理になると大量の経血を排出するため、生理前から鉄分、ビタミンE,マグネシウムを多く含んだ食材を積極的に摂取しておくことをおすすめします。
妊娠のサイン?
妊娠すると匂いに敏感になります。食べ物の匂いが気になって食欲がなくなる、または胸や胃がムカムカして食欲がないという人もいます。
普段は生理前にこのような症状はなかったにもかかわらず急に食欲不振になった人は妊娠の可能性があるかもしれません。あまり無理をせずしばらく様子をみてみましょう。
生理予定日を1週間過ぎても生理が来なければ妊娠検査薬や産婦人科でチェックしてみましょう。
まとめ
いつもと違う?生理前なのに食欲ない…これって妊娠?
生理前の女性の体
その食欲不振はPMS?
食欲がないときの対処法
妊娠のサイン?