生理前 になると、 オリモノ が 透明 に変化する場合があります。この場合、大きく考えられるのは 妊娠 している可能性や、病気が隠れている場合もあります。
病気が隠れている場合、早期発見や治療を行なうことで完治だけでなく、不妊に陥ることを防ぐこともできます。
生理前のオリモノが透明な場合、妊娠している?
オリモノは生理周期で変化する
オリモノは膣内から分泌される物質です。これは粘液や細胞などが混ざって体内からでてくるものになります。オリモノにははたらきがあり、自浄作用や妊娠のサポートをおこないます。
細胞が膣の中に侵入し、感染を起こしてしまうのを避けるためにオリモノが分泌されます。これらの役割を果たすために、分泌される時期は生理の周期に合わせて変化していきます。
粘り気や色、量など目にみえて変化していくのがわかるため、日ごろからチェックをしておくと妊娠の状況や、体調の変化などにいちはやく気がつくことができます。
生理前のオリモノの特徴
生理前になると、オリモノの状態は白く濁ったような状態になります。さらに、ドロッとした状態よりもサラサラとした状態に変化していきます。
排卵が終わり、妊娠が成立しないと生理によって体内の不要になった物質を排出するためにサラサラな状態に変化していくのです。
また、細菌による感染を防ぐためにもサラサラな状態に変化していくのです。
そのほかの生理周期によるオリモノの変化
生理前以外のオリモノの状態の変化としては、生理後は水のような状態です。色は少し濁ったような色です。この時期は主に細菌からの感染を防ぐ目的でオリモノは排出されていきます。
その後排卵期が近づいてくると妊娠を成立させるためにもオリモノの量が増えていきます。とろみが少しずつでてきて色は透明に変化していきます。
生理予定日の2週間前ごろになるとドロッとかなり粘り気のあるオリモノがでてきますが、このようなオリモノがみられた際には排卵がおきているサインともいわれます。
オリモノが透明な状態が続く場合
生理前になると色が白っぽく濁っていくといわれていますが、なかには生理予定日を過ぎても透明な状態が続く場合があります。この場合には、さまざまな症状が身体におきている可能性があります。
まず、妊娠の可能性です。妊娠が成立すると、ホルモンのバランスが変化します。このバランスが変化していくと、オリモノの状態が水っぽく変化していきます。とはいえ、必ずしも妊娠するとオリモノが水っぽくなるとは限りません。
なかにはオリモノが特に変化することなく妊娠している場合もあります。そのため、生理が予定日よりも1週間以上あいてしまっている場合には一度妊娠検査薬を試してみることをおすすめします。
また、オリモノの状態が透明な場合には、子宮になんらかの病気が隠れている可能性もあります。
病気が隠れている可能性も
オリモノの状態が透明で水っぽく変化している場合には、なんらかの病気が関係している可能性も考えられます。
感染症や無排卵の状態、子宮頚部腺癌といったような病気が隠れている場合があります。これらの病気は早期発見をすることができれば完治が見込め、さらには不妊になることを防ぐことができます。そのため、日ごろからオリモノの状態を確認しておくことができます。
ただし、オリモノの見た目の変化だけでは確実に判断することは難しいこともあります。妊娠している可能性もあるため、一度妊娠検査薬で検査をおこなってみることをおすすめします。
妊娠をしていなかった場合には病気の可能性が高くなります。さらに、見た目だけでなく臭いが異常に臭い場合や、オリモノがだらだらと出て止まらないというような少し異常が感じられる場合には症状が進行している可能性もあるため、いち早く病院へいきましょう。
まとめ
生理前のオリモノが透明な場合、妊娠している?
オリモノは生理周期で変化する
生理前のオリモノの特徴
そのほかの生理周期によるオリモノの変化
オリモノが透明な状態が続く場合
病気が隠れている可能性も